4月23日は「サンジョルディの日」。もともとはスペイン・カタルーニャの風習で親しい人に気持ちをこめて、本や花を贈り合う伝統の日です。「ユネスコ 世界 本の日」として制定され、日本をはじめ、各国で「本の日」として発展しているよう。
そんな本に関連する革製品の最新傾向をまとめました。つくり手たちの豊かなアイディア、あたたかな想いが生かされた革製品、ぜひチェックしてください。読書好きのかた、母の日&父の日ギフトの参考にしていただけますように。
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東京ソラマチ内の墨田区産業観光プラザ<すみだ まち処>で行われているイベント「Souvenir by TOKYO LEATHER(スーベニール バイ トーキョーレザー)~2018 SPRING~」<4月6日(金)~18日(水)10:00~19:00>で個性的なブックカバーを見つけました。
会場では<OZONE・企画>代表取締役 小曾根進さん自ら製作実演を披露。ひとつひとつ丁寧にブックカバーを仕上げています。艶感のあるレザーを使用したエレガントなニュアンスがいいですね。
<墨田キール>からは花柄やアニマル柄も。「ブックカバー=シックでナチュラル」という固定概念を打ち破るポップなテイストが新鮮です。
同イベントは東京都墨田区の鞣製業者を中心とした5団体で構成された東京製革業産地振興協議会が中心に運営。区内でつくられた素材、企画・製造された<東京レザー>製品、ピッグスキン製品(バッグ、小物、雑貨)ほか、さまざまな革製品を展示販売中です。なお、イベントは本日最終日となりますのでご注意ください。
「Souvenir by TOKYO LEATHER」http://machidokoro.com/event.html
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話題のエリア、イースト東京・蔵前にショップを構える<m+(エムピウ)>。建築家出身という異色の経歴をもつ村上雄一郎さんによるブランドのブックカバーはブックマークが横に配され、無駄のないシンプルなデザインが引き立って。
(写真:m+online より)
片手でスムーズに扱える、操作性の高さも魅力。男性クリエイターらしい発想が多くの支持を集めています。
m+online https://m-piu.com/
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シューズメーカー、東京靴研(トーキョーカケン)が立ち上げたオリジナルブランド、<KUTSUNE(クツネ)>からもブックカバーをリリース。(写真 下:トーキョーカケン フェイスブックページより)
電車・バスなどの交通機関の車内で読書するユーザーを想定。ICカード乗車券を収納できます。表紙部分には、青森の伝統的工芸、こぎん刺しをあしらい、裏表紙には、切込みを配して。
薄めのスマートフォンならブックカバーの内側に挟んで固定することも。クラッチバッグ感覚で使うことができそうですね。
KUTSUNE https://www.kutsune.com/
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また、同様に通勤通学時の読書タイムを便利にしてくれるのはこちら。バッグリスト・三上直美さんが手がける<n.number(エヌ・ナンバー)>の新作パスケース。新ライン<Her truth(ハートゥルース)>が好評です。「目で楽しんでほしい」との想いを込めた革小物たちをリリース。
ゴート(ヤギ革)を都内のタンナーにて、なめし、染色、加工を一貫して行い、仕上げられています。アート的なドロップパターンが素敵ですね。
こちらのパスケースには、長めのゴムひもをプラス。
バッグなどにつけるだけでなく、本に通すとブックマーク代わりに。サイズ感が大きくなることでバッグのなかでも探しやすいなど、本といっしょにしておくメリットは多く、さんぽやカフェなどへのお出かけにもちょうどいいですね。
n.number http://www.nnumber01.com/
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手袋産地として知られる、香川・東かがわ発の<hmny>から手ぶらニーズを的確にとらえたアイテムが登場。大型のスマートフォンやコンパクト財布などをスタイリッシュかつコンパクトに持ち運びできるのがいいですね。デジタル読書派に最適です。
トレンドのサコッシュ、ボディバッグとは異なり、フリーな使い心地も特徴。付属の金具でジーンズのベルトループに固定可能。サイズとカラーのバリエーションが豊富でお気に入りをセレクトできます。アウターを着ることが少なくなる、これからの時季にぴったり。フリーアドレスのオフィス勤務のかたなどにもおすすめです。
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注目ブランド<sato-ca(サトカ)>のブックマークが人気です。油絵制作やコスチュームジュエリーデザインなどの経験から生み出される絵画的で独特な色使いや柄、アクセサリー感覚で装うバッグ・小物たちは、人生を謳歌する女性に向けて発信。
なかでも<レースの庭>シリーズが好評です。アンティークレースのような繊細なモチーフはレーザーカットによる加工でアートのような仕上がりに。これまではパーツとしてバッグに配されていましたが、ひとり立ち。ブックマークとして製品化されました。
「レースのお庭を散歩する猫と蝶のお友達です。周りにはビオラがこっそり咲いています」(デザイナー 境さん)。幅広い世代に支持されているようです。リボンやパスマントリー(飾りひも)を通せばバッグチャームとしても使えます。
sato-ca フェイスブックページ
https://www.facebook.com/satoca.bag/
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このエントリは、一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」とのシェアコンテンツです。
元記事を読む http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/