日本最大規模のレザープロダクトコンペティション、「Japan Leather Award 2017(ジャパンレザーアワード)」2次審査会が、10月28日(土)から2日間、東京・神田<マーチエキュート神田万世橋>で行われました。
昨年から2段階審査を採用。1次審査で選出された105作品を展示し、グランプリおよび各賞の選考を行いました。
素晴らしい作品たちから、一部をピックアップします。
ユニークなアイディア、デザインが楽しさがダイレクトに伝わる作品。思わず目を奪われます。
伝統的な染色技術や最新の技術を生かした作品群。愛でるための工芸品ではなく、暮らしを彩る革製品としてモダナイズしています。
使いやすさが重視される財布も色柄、テクニックでこんなにも楽しく。
ほかにも色合い、風合いに優れたジャパンレザーを使用した個性豊かな作品がそろいました。
そんなレザープロダクトをジャッジすべく、今回新たに審査員長として、東京藝術大学美術学部の長濱 雅彦教授を、特別審査員には引き続きファッションデザイナーのドン小西さんをお迎えしています。さらに、有働幸司さん(<ファクトタム>デザイナー)、中山路子さん(<ミュベール>デザイナー)、天津 憂さん(<エーディグリーファーレンハイト>デザイナー)ほか、ファッション業界の第一線でご活躍中のクリエイターたちに加え「Japan Leather Award」歴代のグランプリ受賞者、佐藤 直人さん(<NAOTOSATOH>デザイナー)、橋本 太一郎さん(、ノーノーイエス>株式会社代表取締役兼デザイナー)がプロ審査員をご担当。
こちらは、会場での選定のようす。一般のお客さまが行き交うなかで行われます。オープンな空間での審査に驚くかたも多くいらっしゃいました。
審査では、審査に対する基準について、賞の意義などに対して、意見の交換が活発に行われ白熱! スケジュール上、規定の時間があるのですがそんな制約のなかでも、喧々諤々の議論を戦わせ、ひとつの賞を決めていく・・・先生がたが真剣に向き合ってくださっていて、とても感激しました。
東京で審査会が開催されるため、応募者のかたが多数ご来場くださっています。初日には「レザークラフトマンミーティング」を実施。業界内外の交流をより深める場として、懇親の場を兼ねた交流会として、好評です。これまで会場は大阪でしたが、東京で初開催。関東以外にも各地から駆けつけて。長濱審査員長のご挨拶で「革は夢のある素材、この特徴を生かしてほしい」とのメッセージに胸が熱くなりました。
参加者のアピールタイム、PRのためのインフォメーションスペースも。それぞれの個性が光ります。活発なコミュニケーションで、つくり手同士のつながりが生まれていました。レポートは次回(来週水曜更新)に続きます。
■ 参考URL ■
Japan Leather Award 2017 http://award.jlia.or.jp/2017/
*
このエントリは、一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」とのシェアコンテンツです。