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鈴木清之

オンラインライター

Kiyoyuki Suzuki 鈴木清之

文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務を経て、日本国内のバッグブランド、皮革産業を中心にブログ執筆、ソーシャルメディアのコンテンツ運用を担当。イースト東京エリア・徒蔵(カチクラ/御徒町~蔵前~浅草橋 台東区南部)で行われる、ものづくりイベント「モノマチ」ソフトブレーン、デコクロ(デコレーション ユニクロ)部 発起人、書籍「東京おつかいもの手帖」や「フィガロジャポン」“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”としても活動。

<クリーマ>のリアルイベントが大盛況! 「HandMade In Japan」レポート#2

前回(先週水曜更新分)に続きまして人気イベント「HandMade In Japan(ハンドメイドインジャパンフェス)」のレポートをお届けします。バッグ、革小物を出品していたブースをピックアップしました。

<pettica(ペチカ)>

ペチカさん.jpg
岡山県出身、愛媛県在住のバック&革小物作家 片山美智代さんが大学生のころから趣味でバックをつくりはじめ、雑貨屋、セレクトショップなどで販売をスタート。愛媛県松山市の工房で丁寧につくっています。

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現在、倉敷、大阪、松山にて個展を開催しているそう。かわいいがまぐちがズラリ。使いやすさを追求し、サイズやバランスで独自性を打ち出しています。

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切り替えのラインが個性的。穏やかな瀬戸内海に打ち寄せる波のような印象ですが、モチーフは特にないそうです。「富士山みたい」というファンのかたも多いとか。使うひとの感じ方次第、という自由さもいいですよね。ディスプレイも凝っていて素敵でした。

<squeeze(スクィーズ)>

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創業1963年創業の大関鞄工房が立ち上げたオリジナルブランド。メイドインジャパン、メイドイントーキョーという軸がぶれることがなく地道なものづくりに信頼が寄せられています。

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バッグのほか、コンパクト財布が豊富。なかでも、気になったのがこちら。

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絶妙なフォルムのコインケースは<手にしっくりと収まる小銭入れ>という商品名の通りの、フィット感。意外と収納力があり、コインが15~20枚くらい入るそうです。アクセサリーケースとしても使えるのもいいですね。

<kaunis sormus(カウニスソロムス)>

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スモッキングの技法を生かしたものづくりを展開。今年からリスタートしたそう。女性クリエイターがひとつひとつ仕上げています。厚手の素材が多いので、指ぬきをしていても、なかなか大変そうな作業ですよね。そんなご苦労が垣間見えますが、ほかにない豊かな表情が素晴らしい。

カウニスさん.jpg

スモッキングというと、70年代テイストに欠かせませんね。このところ、ペザント(農夫)ルックが注目されています。その代表的なアイテムのひとつとして、スモック(スモッキングの技法を生かしたトップス)も。懐古趣味だけでなく、キャッチ―なアイテムとして新鮮ですね! カスタムオーダーもできるので、自分らしいオンリーワンがつくれそうです。


<style and things(スタイルアンドシングス)>

スタイルアンドシングスさん.jpg

特許・意匠出願中の独自製法で上質な素材を用い、無縫製で仕上げるバッグがユニーク。手仕事が生かされながらも、工業製品のような佇まいがクールです。クラフト感をほっこりさせない、という、現在のトレンドにもぴったり。配色によって、かなり印象が変わりますね。すでに海外での評価も高く、グローバルに展開中。今後が期待されるブランドです。

<trooms(ティールームス)>

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人気ブランド<t rooms>は、お菓子をモチーフにした財布、革小物を中心に発表。なかでもチョコレートシリーズが大人気。腕利きの職人が丁寧につくっているため、大量生産ができず、オンライン、リアル店舗ともに発売後すぐ完売というアイテムも多いようです。

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新作は、ミラーつきチャーム。インスタファーストな時代、自撮りのまえに便利。わざわざバッグから出さなくても、バッグチャームなら素早くチェックできるのもうれしい。また日差しが強いときは、さり気なく煌くのもいいですよね。

<革*jaocbi(カワアスタリスクヤコビ)>

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インキュベーション施設<浅草ものづくり工房>入居ブランド<革*jaocbi>が人気キャラクター< ぐにゃにゃんこ>で単独出展。シグネチャーライン<革切子>と異なる世界観で、SNSのアカウントも分けて展開しています。「コミックマーケット」などにも出展しているので、テイストに合わせた情報発信もお手のもの。

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パペットも仲間入りしました。お会計時には、彼らがスタッフとして大活躍!? ユーザーは動くぐにゃにゃんこから買う、というショッピング体験を味わうことができ、さらにインスタ映えも最高! また、SNSでキャラクターが語りかけるようなエントリを続々投稿し、リピーターが続々来場。新しい革小物からフレンドリーで密接なコミュニケーションが生まれていました。

<バッグアーティストスクール レプレ>

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会場では、展示販売だけでなく、ワークショップなど参加型イベントも充実。なかでも盛り上げっていたのが<バッグアーティストスクール レプレ>

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「ミシンでつくるミニトートバッグ」のワークショップに予約が殺到。各回2名という少人数制で、講師がマンツーマンでわかりやすく指導してくれます。ビギナーさんでも安心してチャレンジできました。

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ブースでは、個性あふれるバッグを展示販売し、好評でしたよ。<バッグアーティストスクール レプレ>は、この春、愛知・一宮に新拠点がオープン。東名阪のネットワークが完成しました。

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自社で運営するギャラリー&ショップ<b.a.g(バッグアーティストガーデン)>での展示販売、有名ショップでのイベント開催などもあり、スクール卒業後のサポート体制が万全。バッグづくりをしたいひと、バッグブランドを立ち上げたいひとの可能性を伸ばしています。

なお、<b.a.g>では、毎日実施(オープン日のみ)する「いつでも楽しめるワークショップ」が好評。

8月3日(木)からは「四角い革の手縫いのコインケース」がスタートします。

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今回の「HandMade In Japan」も大盛況。スペースが大幅に増え、フロアが二つにわかれたこともあり、見やすくなりましたが、移動もあるので時間との闘いでした。有料イベントでありながらも、リピーターのかたがたの静かな情熱とパワーがスゴイ! 個人のつくり手とユーザーがつながる場、というだけでなく、メーカー、企業、地方自治体・・・と、出展者も増え、さらなる広がりが感じられました。今後も引き続き、この流れに注目していきたいと思います。

■ 参考URL ■

HandMade In Japan https://hmj-fes.jp/


元記事を読む

一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ
公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」
http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/

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