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鈴木清之

オンラインライター

Kiyoyuki Suzuki 鈴木清之

文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務を経て、日本国内のバッグブランド、皮革産業を中心にブログ執筆、ソーシャルメディアのコンテンツ運用を担当。イースト東京エリア・徒蔵(カチクラ/御徒町~蔵前~浅草橋 台東区南部)で行われる、ものづくりイベント「モノマチ」ソフトブレーン、デコクロ(デコレーション ユニクロ)部 発起人、書籍「東京おつかいもの手帖」や「フィガロジャポン」“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”としても活動。

東京を代表する皮革卸、富田興業が提案! 2018年春夏のレザートレンド

「東京レザーフェア」開催後、皮革関連の各社で個展行い、新作を発表しています。そんななか、東京を代表する皮革卸として知られる富田興業にお邪魔しました。2018年春夏シーズンの傾向をレポートします。

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富田興業は、革の街・靴の街、浅草で大正時代から続く老舗企業。マーケットのニーズをキャッチしたファッション性の高いレザーを手がけ、トレンドを牽引しています。ショールームの入り口では、華やかなディスプレイがお出迎え。

冨田興業さん メタリック.jpg

会場には色鮮やかなレザーがいっぱい。皮革サンプルを製品とともに展示しているので、イメージがしやすいですね。

冨田興業さん ショールーム.jpg

2018年春夏シーズンは「CHROMATIC CHAOS」、「DECORATIVE ARTS」、「FRESH PASTEL」、「OCEAN」をテーマに展開。同社のクリエイティブディレクター 藤田晃成さん、峠原直実さんがおすすめの新作をご紹介してくださいました。

冨田興業さん 白なめし ヨリ.jpg

まずはこちら、「クールレザー」から。究極のホワイトレザーです。「第96回東京レザーフェア 2018S/S Collection」のスペシャルコンテンツ「極めのいち素材」にて来場者の人気投票、第一位を獲得しました。日本伝統の白なめし技法を最新の技術でアップデートすることで完成。

冨田興業さん 白なめし.jpg

どこまでも白く、どこまでもソフトに。これまでにありそうでなかった色合い風合いが特長です。ジャケットにもぴったりですね。

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ネオンカラーも注目。2020年の「東京オリンピック」に向けた歓迎ムードが高まるなか「スポーツ」をキーワードにしたプロダクトに人気が集まります。パンチング加工を施し、さらに軽快に。

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柄では、カモフラージュ柄が復活。トレンドキーワードとして、ミリタリーが浮上しています。世界情勢でも緊張感がある昨今ですが、こんな時期だからこそ、平和への願いを込めて、ファッションとして楽しみたいものです。カモフラージュ柄はポスト・レオパード柄としてキャリアウーマンに人気を集めており、付加価値性の高い商品開発に向けた素材を用意なさっているそうです。

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ローファーにプラスして。ミックス感がおもしろいですね。

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光の加減によって、見え隠れするシャドー感覚のカモフラージュ柄も出品。さり気なくて素敵です。

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パイソン柄も人気継続。ヘビは風水的にもラッキーモチーフとして知られ、財布との相性抜群。エモーショナルな消費ともリンクしているため底堅いニーズが。

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型押しやプリントなどはファッション性がポイント。リアルなヘビ革はちょっぴり苦手、という女性ユーザーを中心に支持を拡げています。

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エレガンス、テーラードの復調の兆しをとらえ、ファンシーツイード調のレザーも登場。前シーズンにローンチ以来、受注が相次ぎ、継続されています。

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ウール、リネンのような素材感に左右されないので、オールシーズン対応となるのがレザーのメリットですね。

冨田興業さん パターン.jpg

このほかにも柄のバリエーションが豊富。抑えめに表現されたオリエンタルなテイストがいいですね。

冨田興業さん パターン モザイク調ヨリ.jpg

モザイク調の柄は、異国情緒が漂います。インテリア雑貨など、ライフスタイル関連ブランドからの引き合いも多いそうですよ。

エフォートレス、シーズンレスといった流れが続くなか、レザーの特性を最大限に生かした提案がさまざまな企業の企画担当者に好評だったようです。つくり手の皆さんの優れた技術、絶えまぬ努力が新しいジャパンレザーの魅力となっていることを再確認。そんなイノベーションとクリエイションが詰まったレザーは、ますます進化しそうですね。

藤田さん、峠原さん 取材ご協力ありがとうございました。

■ 参考URL ■

富田興業 http://www.tomita.co.jp/index.html

元記事を読む

一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ
公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」
http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/

デザビレセミナー「すべてのスタンダードは、アヴァンギャルドから生まれた」<「装苑」児島編集長>6月16日(金)開催

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インキュベーション施設<台東デザイナーズビレッジ>でビジネスサポートセミナー「すべてのスタンダードは、アヴァンギャルドから生まれた」が6月16日(金)に開催されます。今回は講師として「装苑」児島編集長が登壇! 話の途中で自由に質問を受け付け、「話し手、受け手の間に線を引かないような場にしたい」との想いが反映したセミナーとは? クリエイター、クリエイターを目指すかた、ファッションが好きなすべてのかたがたに聞いていただきたいですね。

<台東デザイナーズビレッジ>

http://designers-village.com/dezaville/20170616souen/

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6/16(金)台東デザイナーズビレッジ ビジネスサポートセミナー
「すべてのスタンダードは、アヴァンギャルドから生まれた」
~新しいチャンスの可能性は、面倒な中に残っている~
装苑編集長 児島幹規氏
今回のデザビレ・ビジネスサポートセミナーは装苑の児島編集長にお願いしました。
かつて、『ビギン』、『メンズ・イーエックス』等のメンズ誌では独自の視点でモノを選び、その魅力を発信することで次々とヒット商品を生み出し、いくつものビジネスを成長させてきました。
この人気メンズ雑誌の編集長から2013年女性ファッション誌『装苑』の編集長に抜擢。

『装苑』では、"記憶に残る号を創る"ために、毎号のテーマに沿ってアートディレクターやデザイナーを変えていくという手法で誌面を大きく刷新させました。

常に積極的に若手クリエイターや新進ブランドを取り上げ応援してくれる装苑。

今回のセミナーでは、多くの企業やブランドと関わり、その魅力を発信し、読者の心を動かしてきた児島編集長から、これからのクリエイターの成長のヒントを学びたいと思います。

◆講座内容(予定)
1)編集作業の基本と、『装苑』ができるまで。
~記憶に残る誌面作りとは、接点を仕掛けること~
2)雑誌に掲載されるブランドやクリエイターはどのように選ぶのか?
3)『ビギン』や『メンズ・イーエックス』等を通じてのビジネス創造。
無名のモノをヒットさせるために必要な、消費者との距離の縮め方。

※話の途中で自由に質問を受け付け、話し手、受け手の間に線を引かないような
場にしたいとのことです。それにより上記に限らない内容となります。
◆講師プロフィール:児島 幹規 氏 「装苑」編集長


1968年、岐阜県生まれ。専修大学時代、リクルートなどで編集の仕事に興味を覚え、卒業後、1992年に世界文化社に入社。男性月刊誌『Begin』に配属され、2004年、編集長に就任。2009年より『MEN'S EX』の編集長に。2013年10月より学校法人文化学園文化出版局、雑誌事業部事業部長 兼 雑誌部部長 兼『装苑』編集長に就任。2015年7月1日、文化出版局
出版事業部長(雑誌と書籍を統合し、その統括担当)兼『装苑』編集長に。
毎日ファッション大賞、Tokyo新人デザイナーファッション大賞、ORIGINAL
FASHION CONTEST、浜松シティファッション コンペ、コッカプリントテキスタイル賞「inspiration」他審査員、FEC(ファッションエディターズクラブ)の理事も務める。
◆セミナー概要

日時:2017年6月16日(金)19時~21時
会場:台東デザイナーズビレッジ会議室
台東区小島2-9-10 地下鉄大江戸線新御徒町駅A4出口徒歩1分
定員:50名先着順(受講無料)

◆懇親会
終了後懇親会を開催いたします。会費3000円程度
参加人数により会場を決定し、ご案内いたします。
◆申込 以下の申込み専用フォームから

 >>>申込みフォーム

◆申込みフォームが開かない場合
info@designers-village.comにタイトル「6月16日セミナー申込」
氏名、会社名、メールアドレス、業種、質問したいこと、
を記入の上メールしてください。

(台東デザイナーズビレッジ 公式サイトより)


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次回7月14日(金)のセミナーは、「伊勢丹『TOKYO解放区』が求めるクリエイターとは」。三越伊勢丹 TOKYO解放区 バイヤー 寺澤真理さんが登壇! こちらも必聴ですよ。

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MAGAZINE

『装苑』2017年12月号、10月28日発売

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