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鈴木清之

オンラインライター

Kiyoyuki Suzuki 鈴木清之

文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務を経て、日本国内のバッグブランド、皮革産業を中心にブログ執筆、ソーシャルメディアのコンテンツ運用を担当。イースト東京エリア・徒蔵(カチクラ/御徒町~蔵前~浅草橋 台東区南部)で行われる、ものづくりイベント「モノマチ」ソフトブレーン、デコクロ(デコレーション ユニクロ)部 発起人、書籍「東京おつかいもの手帖」や「フィガロジャポン」“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”としても活動。

<ジェニー ファックス>シュエ・ジェンファンさんとのコラボに注目「第96回東京レザーフェア」レポート#1

革と皮革関連資材のトレードショーとしては日本最大を誇る「第96回東京レザーフェア 2018S/S Collection」が5月25日(木)~26日(金)の二日間、東京・浅草 都立産業貿易センター 台東館4~7Fで開催され、6000人弱もの来場者を記録したそうです。

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次世代を代表する日本のデザイナーとして評価が高い坂部三樹郎さんにオファーし話題となった新プロジェクト、デザイナーとのコラボレーション。2017年度は注目ブランド<ジェニー ファックス>のシュエ・ジェンファンさんが起用されました。

シュエ・ジェンファンさんはジャパニーズポップカルチャー最先端アイドルユニット でんぱ組incや少女絵画家の高橋真琴さんとのコラボレーションをはじめ、「普通の女の子のための洋服」を展開し、人気を集めています。

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コラボレーションプロジェクトでは「WITH」をテーマに皮革関連企業が提供した最高の素材を用いて作品をつくり、次回「第97回東京レザーフェア」<12月6日(木)~7日(金)開催>のオリジナルレザーファッションショー(写真は昨年度のようすです)で発表されます。

今年度は、松本企画事務所、久保柳商店、墨田革漉工業の三社がコラボ企業に決定しました。平成6年に設立された新しい事業者、松本企画事務所。三重県名張市を拠点とし手染め、手描き、色づけなどの加工が得意です。創業75年目を迎える久保柳商店は、デザイン性が高い素材を展開。バリエーション豊富な商品が多く、半裁一枚から販売し支持を集めています。

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前回の「極めのいち素材」でも1位を獲得。各社の素材づくりに対する情熱でつくりあげられた、渾身の一点を展示し、来場者が人気投票した結果です。受賞作品は「SHIBORI AI(絞り藍)」と名づけたジャパンブルーレザーの決定版。江戸時代から徳島は藍の生産を担い、その藍は<阿波藍>と呼ばれます。染色は天然灰汁発酵建てという100%天然素材を使って染める技法で、一枚一枚職人の手で染められたもの。革の質感と天然染色が調和し、美しい自然の色を表現。美しいですね。


昨年に続き、コラボ企業に選出された、墨田革漉。各種加工のエキスパートとして知られ、社名の革を漉く(厚さを調整する)加工では日本における元祖です。デジタルパンチング、プリーツ、スペシャルドット、デジタルカッティング・・・と、さまざまな加工に対応最新鋭の3D加工も導入。革に模様を施し、独自の立体感が秀逸です。豚革で取り組んでいるのは同社だけなのだそう。新しい革づくり・ものづくりへのチャレンジは、多くのクリエイターたちから信頼されています。

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今回も東京都/東京製革業産地振興協議会ブースに出展。社長自ら、若いつくり手たちと積極的にコミュニケーションし、ものづくりを次世代へとつなぐ架け橋となっています。


最終日にはトークショーを実施。シュエ・ジェンファンさんに加え、ゲストもスペシャル!

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でんぱ組 inc.ほか、さまざまなアーティストを手がける音楽プロデューサー 福嶋麻衣子(通称:もふくちゃん)さん、人気メディア「WEB アクロス」編集長 高野公三子さんが登壇。「レザーの可能性」をテーマに若者のファッション市場、意識変化などについて語り合いました。

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コラボレーションについては「普段は"死"とかの暗いテーマを選ぶことが多いけど、今回はポジティブなイメージにする。若いデザイナーにとってレザー使いのヒントになるようなクリエーションにしたい。ロリータ系のワンピースやウエスタンブーツなどを制作する予定」とシュエ・ジェンファンさん(「WWDジャパン」5月26日更新分より)。ファッションショーでの作品発表が楽しみですね。レポートは次回に続きます。

■ 参考URL ■

東京レザーフェア http://tlf.jp

元記事を読む

一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ
公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」
http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/

デザビレセミナー「ファッションブランドと広報コミュニケーション」( 講師:金森香さん・元シアタープロダクツ広報コミュニケーション担当)必聴です!

インキュベーション施設<台東デザイナーズビレッジ>で明日5月31日(水)、セミナー「ファッションブランドと広報コミュニケーション」( 講師:金森香さん・元シアタープロダクツ広報コミュニケーション担当)が行われます。貴重なお話しが聞けそうですね。

<台東デザイナーズビレッジ>http://designers-village.com/dezaville/170531/


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5月31日(水)デザビレビジネスサポートセミナー
「ファッションブランドと広報コミュニケーション」
講師:金森香・元シアタープロダクツ広報コミュニケーション担当

前回デザビレでの講演から10年。いまや東京を代表するファッションブランド
になった「シアタープロダクツ」の広報、コミュニケーション担当してきた
金森香(かなもりかお)さんを講師にお招きします。
2001年デザイナーの武内昭、中西妙佳とともに、「洋服があれば世界は劇場に
なる」というコンセプトのもとブランドを起ち上げ、ショーや展示会、
販売方法に至るまで、ファッションとエンターテイメントを融合させた演出で
常に注目を集めてきました。
東京コレクション参加、店舗オープン、デザイナー交代、メンズブランドの
展開と休止、史上初のARファッションショー、真夜中のセール、スペクタクル
・イン・ザ・ファーム、ブランド買収。
いつも話題を提供しながら成長してきたブランドです。
私にとって金森さんは常に人を巻き込む新たな仕掛けをしている姿が印象的で、
ファッションの新たな活躍の場を創ってきたように思います。
ファッションが商品だけでは売れないと言われる現在、
広報担当者の役割は重要になっています。

だからこそブランド広報担当者の新たな役割を切り開いてきた、金森さんから、
商品を紹介することにとどまらない新たな広報・コミュニケーションについて
学ぶことができるのではないかと期待しています。

◆内容例
・シアタープロダクツのチャレンジ
・ブランド広報担当者の役割
・ブランド広報を超えた活動、その内容と意義
・創り出したいファッション業界の未来

◆講師:金森香(かなもりかお)
英国セントラル セント マーチン大学の批評芸術学科を卒業後、
チンドン屋をして出版社リトルモアに勤務。
2001年にデザイナーの武内昭らと『シアタープロダクツ』を設立。
2017年4月まで、広報ほかコミュニケーション企画やマネジメント業務を担当。
2010年にはNPO法人『ドリフターズ・インターナショナル』設立。
スクール事業や地域活性企画などに携わる。
また2012年、包装材料問屋シモジマの新業態『ラップル』のオープンに際し、
クリエイティブディレクターを担当。
2015年には「ファッションは更新できるのか?会議」(フィルムアート社刊)や、
「ラップルさんのアイデアパーティ」(リトルモア刊)などの出版企画も手がける。

◆セミナー概要
日時:2017年5月31日(水)19時~21時
会場:台東デザイナーズビレッジ会議室
台東区小島2-9-10 地下鉄大江戸線新御徒町駅A4出口徒歩1分
定員:50名先着順(受講無料)

■申込 以下の申込み専用サイトから
https://ssl.formman.com/t/1qji/

サイトが開かない場合
info@designers-village.comにタイトル「5月31日セミナー申込」
氏名、会社名、メールアドレス、業種、質問したいこと、
を記入の上メールしてください。

(台東デザイナーズビレッジ 公式サイトより)

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次回のセミナー<6月16日(金)>は、なんと、「装苑」児島編集長が登壇! 「すべてのスタンダードは、アヴァンギャルドから生まれた」というタイトルだけでワクワクしますね。こちらも必聴ですよ。

【本日最終日】デザビレ入居ブランド<カンマ>の<紳士淑女のためのムダにカッコイイ革小物>伊勢丹新宿店で展示

先日もお知らせしましたが、伊勢丹新宿店で開催中の<紳士淑女のためのムダにカッコイイ革小物>展示が本日最終日となりました。インキュベーション施設<台東デザイナーズビレッジ>入居ブランド<comma(カンマ)>が手がけています。

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オリジナルのレザーを用い、イースト東京のつくり手たちの技術、手仕事により つくられている人気シリーズ。ペン、ティッシュ、ミントタブレットなど、さまざまなケース、カバーがそろいます。

「ムダにカッコいい」驚きの声が心地いい

なかでもガムケースがキャッチー! 「鞄のなかに入れていたガムが散乱してしまって。潰れてしまったパッケージがイケてない。そこでケースをつくってみたのがきっかけです。

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友人との食事後に取り出すと不思議がられました。"えっ、なにそれ・・・ムダにカッコいいんだけど"とひとこと。自分で使うときの高揚感はもちろんですが、誰かにサッと差し出したときの驚きの声、とても心地いいものでした」とデザイナー遠藤朋奈さん。

クラウドファンディングプロジェクトが好評

さまざまなシーンにおいてカジュアル化が広がる昨今、<格好つける>行為そのものが新鮮であり、身だしなみという概念を改めて認識させてくれます。レザーのプレミアム感が品格を添え、大人のライフスタイルにマッチ。

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クラウドファンディングサイト<Makuake(マクアケ)>で先行販売スタートし、目標金額を達成しました(プロジェクトは継続)。

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現在、伊勢丹新宿店 本館2F グローバルクローゼット「ISETAN × Makuake クラウドファンディング PROGRAM」常設コーナーで掲載アイテムを展示中。実物を見てみたいかたにおすすめですよ。


「simple but unique(シンプルでありながらおもしろく)」

遠藤朋奈さんは大学でファッションプロダクトデザインを専攻。卒業後、男性社会である皮革業界へ飛び込み、メンズ鞄メーカーで職人に。アパレルメーカーではコレクションブランドのデザイナーとして活動。2014年に<comma>を本格的にスタートさせました。ブランド名は、文と文とつなぐ句点から。いろいろな人やものをつなぐプラットフォームを意味し、伝統が息づく革製品を「simple but unique(シンプルでありながらおもしろく)」、独自の表現を目指しています。


<紳士淑女のためのムダにカッコイイ革小物>展示


会期/4月26日(水)~5月30日(火)10:30~20:00開催
場所/東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店本館2F
WEB /https://www.facebook.com/commabag/?fref=ts

元記事を読む「B.A.G.Number」http://bagnumber.tokyo/?p=8469

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