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鈴木清之

オンラインライター

Kiyoyuki Suzuki 鈴木清之

文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務を経て、日本国内のバッグブランド、皮革産業を中心にブログ執筆、ソーシャルメディアのコンテンツ運用を担当。イースト東京エリア・徒蔵(カチクラ/御徒町~蔵前~浅草橋 台東区南部)で行われる、ものづくりイベント「モノマチ」ソフトブレーン、デコクロ(デコレーション ユニクロ)部 発起人、書籍「東京おつかいもの手帖」や「フィガロジャポン」“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”としても活動。

東京スカイツリー周辺でつくられる<東京レザー>#1/世界基準の品質に挑む、強いチーム力<三恵産業>

昨秋、刊行された、東京都/東京製革業産地振興協議会「TOKYO LEATHER PIGSKIN 2017 東京産の皮革ピッグスキン」の一部、参加企業・事業者さんの取材を「B.A.G.Number」編集長 川崎智枝さんとともに担当いたしました。これまで、展示会などで拝見することは多かったのですが、オフィス、ファクトリーを伺うのははじめてのタンナーさんもあり、貴重な機会でした。ものづくりの現場にご許可いただき、拝見。真摯な姿勢で取り組むつくり手の皆さんの緊張感と集中力がみなぎっていて、とても感激しました。今回からそのテキストを再構成し、当ブログでご紹介します。

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女性ならではの感性に機能性が加わる

「豚革は靴のなかや鞄の裏に用いる素材としての需要が多く、弊社の主力ですが、それだけではないんです。高級感、付加価値がある素材開発を推進し、ご好評いただいています」と三恵産業 石田美和さん。航空会社勤務時代から世界の一流商品を見てきたセンスと国際感覚を活かして、家業を支えています。

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(写真:三恵産業フェイスブックページより)

オリジナルの製品ブランド「Cetra(チェトラ)」を立ち上げ、ディレクションを担当。エレガントなバッグづくりで豚革=ナチュラル、カジュアルという従来のイメージを鮮やかに刷新!

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近年のファッショントレンドにより、シンプルなデザインに新たな価値を添える「機能性」が求められるようになりました。その潮流をとらえ、ピッグスエードに撥水、防水、ウォッシャブル加工を施しています。

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「技術者の懸命な開発努力により、いままで他社では実現できなかった、ブラックスエードの摩擦堅牢度の基準値を上げることに取り組みました。黒のバッグは白いトップスとのコーディネートで移染が心配ですが、この素材なら天候や汗を気にせずお使いいただけます。スニーカーのアッパーやベルトにもおすすめです」。装う楽しさの幅を広げています。

世界基準の品質に挑む、強いチーム力

なめし専門技術者、仕上げ専門技術者をはじめ、熟練スタッフが在籍するのも強み。多大な時間と労力を費やし、検査と試行錯誤を重ねながらノンメタル、ノンクロム、低アルデヒドといったエコロジカルな革の開発に力を注ぎ、海外からも評価が高まっています。「まだ課題がありますが、動物愛護や環境への配慮などの意識が高いヨーロッパで安心なピッグスキンとして認知されはじめたことがうれしい」。

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製造現場は雑然としてしまいがちだが、「モノづくりの基本」として整理整頓、クリーンアップを徹底。創業以来約100年にわたり蓄積したデータ、レシピを一括管理し、アーカイブ化。繊細かつ厳密な視点でファクトリーをまとめています。技術を受け継ぎ、時代に合わせ進化するタンナーとして信頼が寄せられ、素材開発、OEM、ODMの依頼が絶えません。

≪MEMO≫

◆ピッグスエードを44色展開。発色の美しさにも定評がある。
◆自社ECサイトで皮革素材を販売。個人ユーザーを中心にリピーターが多い。
◆手芸ファン向けレザークラフト用カット素材(スエード)も人気。

三恵産業

東京都墨田区東墨田2-26-3
TEL: 03-3617-1451
FAX: 03-3619-1453
http://sankei-sangyo.com/

≪NEWS≫

現在、同社では革の職人(未経験可)を募集中です!


「日本の革づくりの新たな道を一緒につくっていきませんか? 一枚一枚、手作業で作り出す革の美しさと価値があります。革づくりの現場は体力だけでなく繊細さ丁寧さを必要とする、まさにものづくりの世界です。技術者の高齢化に伴い、技術を受け継いで自分のものにしたいという方を探しています。未経験でも革が好き!革に興味がある!という方、言葉ではなく、手が語る現場です。どんな現場でどんな仕事なのか、弊社工場の奥深くまで知っていただけるよう、本質をお伝えしています。ひとりでも多くの方に見ていただき、興味のある方へ繋がるよう、下記サイトをご覧いただいて是非、シェアしていただけたらと思います!」(三恵産業フェイスブックページより)

「すみだの仕事」https://sumidanoshigoto.com/cate-recruit/11855

東京都/東京製革業産地振興協議会「TOKYO LEATHER PIGSKIN 2017 東京産の皮革ピッグスキン」を再構成

東京都/東京製革業産地振興協議会「TOKYO LEATHER PIGSKIN 2017 東京産の皮革ピッグスキン」
平成28年度 東京レザーファッションフェア2016(ピギーズ・スペシャル)に係る都内皮革鞣製業の広報・宣伝事業

企画:株式会社ソーシャルデザイン研究所
撮影:康 澤民
取材担当:鈴木清之(「B.A.G.Number」)

ブックレット「TOKYO LEATHER PIGSKIN 2017 東京産の皮革ピッグスキン」は、「第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー LIFE×DESIGN」(2月1日~3日開催)の会場内、「アクティブ&クラフトフェア」東京都/東京製革業産地振興協議会ブース(東1 F-17)で設置・配布予定。

「装苑」本誌のガイド企画も好評! 日本最大から世界最大へ「10DAYSギフトショーWEEK」2月1日(水)からスタート


国内最大の見本市「第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー」が東京・有明 東京ビッグサイト東1~3ホールで2月1日(水)からスタート!

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「日本最大から世界最大へ!」をスローガンにレベルアップ。同時開催の見本市と合わせ開催期間トータル10日間、「ギフトショーウイーク」と称して展開。「第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー LIFE×DESIGN」を皮切りに「第1回東京インターナショナルプレミアムビューティー・ヘルスショー 」、「第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー」と「第55回東京インターナショナルプレミアム・インセンティブショー」、「第21回グルメ&ダイニングスタイルショー」と続きます。

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今までにない新しいコンセプトで「暮らし・デザイン・新時代」をテーマに「LIFE×DESIGN」を初開催。暮らし方から住まいをデザインする、洋服を着替えるように住まいをコーディネートする不動産、建築、施工、インテリア、雑貨、家電、伝統工芸、素材にアート&クラフト・・・など住まいのエレメントが一堂に会する展示会です。

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才能あふれるクリエイターと感度の高いバイヤーのためのビジネスの場「アクティブクリエイターズ」といえば、恒例となっている「装苑」のブランド ピックアップ企画。「装苑」最新号 本誌120~121ページでご紹介。バッグ、革製品ではMAITO/真糸、印伝の山本などが掲載されています。広い会場を効率よくまわるガイドとなりますので、ご来場予定のかたは必読ですよ。

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最新のデザイン雑貨と現代的なクラフトアイテムに出会う「アクティブ&クラフトフェア」には東京都/東京製革業産地振興協議会が「アクティブ&クラフトフェア」(東1 F-17)に出展。墨田革漉、墨田キール、三恵産業、ティグレが最新作、自信作を出品します。写真は2016年2月開催時のようすです。

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各社については当ブログでもご紹介していきますので併せてご覧ください。ブースではブックレット「TOKYO LEATHER PIGSKIN 2017 東京産の皮革ピッグスキン」を設置・配布予定です。こちらもお楽しみに!

「第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー」http://www.giftshow.co.jp/tigs/

元記事を読む「B.A.G.Number」http://bagnumber.tokyo/?p=7540

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『装苑』2018年11月号、9月28日発売!

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