Blog

鈴木清之

オンラインライター

Kiyoyuki Suzuki 鈴木清之

文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務を経て、日本国内のバッグブランド、皮革産業を中心にブログ執筆、ソーシャルメディアのコンテンツ運用を担当。イースト東京エリア・徒蔵(カチクラ/御徒町~蔵前~浅草橋 台東区南部)で行われる、ものづくりイベント「モノマチ」ソフトブレーン、デコクロ(デコレーション ユニクロ)部 発起人、書籍「東京おつかいもの手帖」や「フィガロジャポン」“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”としても活動。

厳しさによって生まれる製品の価値と無駄を問う「ヴィジョングラスノープロブレム展示販売」

シンプルなデザインが人気を集める<VISION GLASS(ヴィジョングラス)>の展示販売が東京・銀座 銀座松屋7Fデザインコレクションイベントスペースで行われています。

インドの理化学ガラスメーカー<BOROSIL(ボロシル)>社が製造する<VISION GLASS>。耐熱性があり、食洗器にも対応。グラスとしての用途だけでなく、インテリア小物としての人気ですよ。日本における輸入販売元として、<VISION GLASS JP>が2013年からブランディング、卸、販売しています。

<NO PROBLEM>とは、さまざまな理由で市場に出さなかったもの。製造元の日本向け専門検品チームによる特別厳しいチェックを受けた製品なかから、国内で検品後、インドとの価値観の違いにより、行き場を失ってしまったグラス。機能上問題がないものの、キズやゆがみが・・・。これらを値引きすることなく通常品と同価格で販売する取り組みです。

IMG_1207-thumb-600xauto-2320.jpg

2015年秋、イースト東京・新御徒町で展示イベント(写真はどちらもその際のようす)が行われ注目を集めました。その後も週一回直営店で販売。キズやゆがみ、それぞれの特長に<流れ星><異邦人>といったニックネームをつけ、個性として紹介。今回の展示ではキズの度合いを段階別に並べ、ユーザーがどのグラスを選ぶか、どこまで許容できるかを判断し投票する参加型プログラムも行っています。

流れ星水滴-thumb-600xauto-2324.jpg


「直営店でしか見られない<NO PROBLEM>品の展示とともに、違和感のあるグラスは本当に問題があるのか、お客様と一緒に考え、異なる価値観に向き合いたいと思います」(銀座松屋公式サイトより)。厳しさによって生まれる価値、厳しさによって生まれる無駄。<VISION GLASS NO PROBLEM>はそんな製品に対する価値観を問い直します。ちょっとした違和感を不具合と決めつけず受け止める想い、ユーザーの認識がエシカルなものづくりにエールをおくることにつながる・・・そんな時代が訪れようとしています。プロダクトに対しての考え方を見つめなおす機会になりそうですね。


「VISION GLASS NO PROBLEM 展示販売」

会期/1月18日(水)~24日(火)10:00~20:00(最終日は19:30まで)開催
場所/東京都中央区銀座3-6-1 銀座松屋7F
WEB /http://visionglass.jp/

元記事を読む「B.A.G.Number」http://bagnumber.tokyo/?p=7453

1/1 1

MAGAZINE

『装苑』2018年2・3月合併号、12月27日発売!

calendar

-event -promotion -exhibition

Page Top