Blog

鈴木清之

オンラインライター

Kiyoyuki Suzuki 鈴木清之

文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務を経て、日本国内のバッグブランド、皮革産業を中心にブログ執筆、ソーシャルメディアのコンテンツ運用を担当。イースト東京エリア・徒蔵(カチクラ/御徒町~蔵前~浅草橋 台東区南部)で行われる、ものづくりイベント「モノマチ」ソフトブレーン、デコクロ(デコレーション ユニクロ)部 発起人、書籍「東京おつかいもの手帖」や「フィガロジャポン」“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”としても活動。

靴磨きは就活に効果的! 面接官は靴を見ている!! <コロンブス社シューケア特別講義>レポート


ケア製品のトップメーカーとして知られるコロンブス社が神奈川・厚木 湘北短期大学にて、学生向け「シューケア特別講義」を2016年12月8日(火)に行いました。

湘北短期大学 ツイッターより.jpg

「社会でほんとうに役立つ人材を育てる」ことを教育理念とした湘北短期大学は1974年にソニー株式会社が設立。ソニーと同様にチャレンジ精神をもって新しい短期大学教育の創造に取り組み、21世紀という「変化の時代の社会」でも輝き活躍できる人材を育てる先端的な教育を追求しているそうです(画像は湘北短期大学公式ツイッターより)。

cs01.jpg


この講義は2012年から実施され、4年連続の4回目。湘北短期大学 総合ビジネス学科「社会文化論」<「身だしなみ」の文化とビジネス>講義内にて36名の学生を対象にシューケア方法を伝授。当日はメディア関係者が数多く取材に訪れるなど、注目されました。

学生たちの関心が高いトピックからスタート。「靴を磨く女性がメディアに取り上げられる昨今、就職活動でも靴が重視されるそうです。100社の人事部面接官を対象としたアンケート<面接官がどこを見るか>では、髪型、表情、姿勢、靴、スーツ、ワイシャツ、ネクタイという順位に。1位~3位が身体の身だしなみ。4位以下は身につけるものでした。身につけるものなかでのトップが、靴。印象が大きく変わるポイントとなるアイテムです。靴は自分で磨くものであり、自分磨きにもつながります」とコロンブス 小高公次さん。

「おしゃれは足もとから」といいますし、靴磨きは、身だしなみの基本です。話は変わりますが、警察官が職務尋問をするときのポイントも靴、だと聞いたことがあります。(筆者は坊主・ヒゲ・メガネという風貌のせいか、職質にあった経験が。ショックでした・・・。以降、清潔感のある着こなしを心がけています)。汚れた靴を履いている人は精神状態が良好ではない、という判断基準があるのかもしれません。靴は人柄をあらわす鏡のような存在。<素材別 靴のお手入れ方法>が同社公式サイトで紹介されています。就活を控えているかたは、トライしてみては?

cs02.jpg


特製リーフレットをもとに進行。まずは、皮革とは何か?という基本的な知識から再確認。

cs03.jpg

ケアの基本となるブラッシングをはじめ、クリーニング、クリーム塗布、防水スプレー...とプロセスとその効果をレクチャー。「革は、人間の肌と変わりません。スキンケアと同じようにお手入れしてください」との説明に女子学生たちは納得。大きくうなずいていました。

cs15.jpg

座学の後は三つに分かれてグループワーク。間近で行われる靴磨きに真剣な眼差しで見つめる学生たち。

cs06.jpg

cs12.jpg

代表者が靴磨きにトライしました。革靴を所有していない学生も多く、革製品のケアには興味津々。

cs14.jpg


「靴用防水スプレーを知っていますか?」との質問には約50%が「知っている」と回答。防水スプレーの実演では、教室を出て、屋外へ移動。靴とスプレーボトルの距離感、まんべんなくかける方法などを紹介。

cs11.jpg

教室に戻り、ペットボトル飲料(ウーロン茶)を靴に注ぐ、大胆なプレゼンテーションに大きな歓声が。ウーロン茶が靴のアッパー部に浸透せず、テーブルへと流れるようす、その効果がしっかりと伝わりました。なお、このあと、テーブルを拭き、素早く現状回復し、続けざまに次の内容へと展開し、飽きることなく集中し、講義が終わりました。

<就職の湘北>と称されるほど、人材教育と就職率の高さに定評がある同校。「卒業後は企業の受付や観光(ホテル、サービス業)といったジャンルへと旅立ちます。社会の第一線で活躍するかたを講師に招くこの講義は実際のビジネスパーソンのかたがたと対面できるリアルな体験。学生たちにとって大きな刺激になっています。(この講義を)はじめたころは靴磨きを知らない学生も多かったのですが、最近は社会人の常識が身につくきっかけとして、とてもよろこんでいるようです」と、総合ビジネス学科 小森潔教授。

cs17.jpg


学生たちの退室時には、ひとりひとりに、ケア製品セットをプレゼント。

cs16.jpg


百貨店など商業施設での啓蒙イベントでは、若年層が訪れることが少ないですが、大学での講義というプログラムは効果が抜群。就職活動という大人の階段を昇る、重要なタイミングということもあり、学生たちの姿勢も真摯で貴重な体験を有効に活用してくれると確信できました。革製品の魅力を伝える草の根的なアプローチとして、社会貢献として大きな意義を感じられます。このような活動が広がっていくことを期待したいですね。


■ 参考URL ■

コロンブス <http://www.columbus.co.jp/>

湘北短期大学<http://www.shohoku.ac.jp/>

1/1 1

MAGAZINE

『装苑』2018年2・3月合併号、12月27日発売!

calendar

-event -promotion -exhibition

Page Top