新しいクリエイターの祭典「ハンドメイドインジャパンフェス」が7月23日(土)~24日(日)、東京・有明 東京ビッグサイトで開催されました。日本各地で創作活動に取り組みクリエイターが集結し、作品を展示・販売。日本発のクリエイティブカルチャー<ハンドメイドインジャパン>として国内外へ発信し、ものづくりに情熱を傾けるひとたちをサポートしています。
ハンドメイドマーケットプレイス<クリーマ>が主催。全国のつくり手とつかい手がネット上で直接つながり、作品を売買できる場所として、2010年オープン。ファッション、インテリア、アクセサリー、アートなど出店作家は約70000人、出品数は280万超(2016年7月現在)と国内最大級の規模を誇ります。
ネットとリアルを融合させた新企画を強みとして、2012年より、国内外の百貨店やギャラリーとのコラボレーションイベントをはじめ、2014年にはルミネ新宿2に常設店舗<クリーマストア>を出店。「ほんとうにいいものが埋もれてしまうことのない、フェアな世界をつくろう」をミッションに「ものづくりの世界に新しい巨大な経済圏を確立する」ことを目指してサービス運営を行っています。
イベント全体では、マーケットエリアの4500ブース(二日間合計)のほかに、ワークショップ 51ブース、ライブペインティング 12ブース、ファーマーズ 43ブース、フード&カフェ 42ブースが出展。さらには新進気鋭のアーティスト、人気バンドが出演するライブも開催され、とても盛り上がりました。
今回は、国内最大級のレザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award 2016」がブース出展。
皮革業界の枠を超え、個人で活動するクリエイターにアピール。グランプリ受賞者の紹介に加え、応募要項を記したパンフレットを設置・配布。
たくさんのかたがたが足を止め、スタッフの説明に耳を傾けました。
なかには中国からの来場者も。日本製革製品の新たな試みに関心を示してくれました。
審査員を務めるバイヤー 鎌倉泰子さんも激励に。今年も厳正に審査が行われますよ。
現在、事前エントリーを受付中。輝く未来へのドアが開くきっかけになるかもしれません。ぜひ、ご応募してみてはいかがでしょうか?
「Japan Leather Award 2016」
<http://award.jlia.or.jp/2016/>
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このほかにも、ジャパンレザー関連のブースがいっぱい。そのなかから選りすぐってご紹介します。
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2014年、よりあたたかみのある作品を届けたい、と革小物セット「D.I.Y.キット」を発売。革小物のつくり方、つくる楽しみ楽しみを知ってもらうため各地でワークショップを開催しています。
当日もたくさんのかたが参加し、大人気でした。
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革の可能性をカタチにするブランド<革* jacobi(カワスタリスク ヤコビ>の<ぐにゃにゃんこ>も出展。
「コミックマーケット」などにも出展し、ファンを獲得。いままでにない販路を開拓していますね。
すっかり人気キャラクターグッズに成長しました。こちらは金属をなかに配したレザーの指輪。オリジナリティにあふれていますね。
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実力派ブランド<ティルームス>はイースト東京5区のプロジェクト「第10回TASK ものづくり大賞」奨励賞を受賞するなど実力派としても注目されています。新たな技術で皮革素材を活用しながらも楽しさやかわいらしさを表現した革製品をリリース。ワッフルや板チョコをモチーフにしたシリーズがブレーク!
特に、ミントとストロベリーは、絶大な支持があり、ツイッターで商品販売の告知した際、3000近いリツイートがついたことも。
当日も遠方からファンが駆けつけ、デザイナー 徳永さんに「かわいくて、持っていると元気になります。仕事をがんばれます」と熱いメッセージを届けていました。
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プロダクトデザイナー 堀真寿さんが手がけるオリジナルデザイン雑貨ブランド<mhd>。<デザイン=おもいやり>をテーマに発想されたプロダクトには、命が吹き込まれているかのような存在感とやさしさがぎっしり。
なかでも、注目されていたのが端革からできたリボンブローチ<Re:born(リボーン)>。財布やバッグなどをつくる際、どうしても出てしまう革の端切れを有効活用。
ネーミングも素敵ですね。
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男性に人気を集めていたイヤホンネックホルダー<iHooc>。
スマートフォンや携帯オーディオ用イヤホンを耳から取り外したとき、襟もとでのホールドを可能に。シンプルで機能的なデザインで生活に溶け込むレザーアイテムを提案する<SKLO>のヒット商品です。
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若い世代を中心に人気復活のカセットテープをモチーフにした革製品をつくる<ポワン*コムコム>。
パスケースはリールタイプで伸びるので、自動改札がスムーズになりますね。
忠実な再現力にあたたかみがあふれるクラフト感を添えて。
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<KONA Leathers>はタンニン鞣しの上質なレザーを用い、手縫いで仕上げています。
片手でひらくキーケース、ICカード乗車券から人気キャラクター ペンギンがのぞくカードケースと、女性クリエイターらしい繊細なアイディアが光ります。
ほっこりとした、あたたかな想いがさり気なく伝わりますね。
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イースト東京の商業施設<2k540 AKI-OKA ARTISAN>もブース出展。
参加店のなかでも個性が際立つ< @griffe東京(アグリトーキョー)>は、新作のコンパクト財布をリリース。デザイナー 藤井タケヲさんがご紹介してくれました。
機能的でありながら、内側もレザーにプリント。慌ただしい毎日も和みますね。
8月6日(土)から二日間、恒例の夏休みイベントを開催。ものづくり縁日と題して、手づくり体験ワークショップを同時多発! DIY派のかたはお見逃しなく。
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ハンドメイドイベントならではのニューカマーブランドとの出会いにときめきます。ジャパンレザーのひろがりを実感でき、胸が熱くなりました。次回も楽しみです!
■ 参考URL ■
「ハンドメイドインジャパンフェス」
<https://hmj-fes.jp/>
「Japan Leather Award 2016」
<http://award.jlia.or.jp/2016/>
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元記事を読む
一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ
公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」
http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/