イースト東京のビッグイベント「モノマチ」レポート、第二弾は展示販売、マルシェなどを中心にお届けします。
まずは、インキュベーション施設<台東デザイナーズビレッジ(デザビレ)>施設公開&販売会から。
現在、第一線で活躍するクリエイターを多数輩出。イースト東京のランドマーク的な存在としても知られています。普段は入ることができないクリエイターのアトリエを見学することができる一年に一回だけの貴重なチャンスとして、リピーターも多いんですよ。今回は新入居ブランド 6組をお披露目しています。
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そのうちのひとつ、<FIORAIA(フィオライア)>。
文化服装学院バッグデザイン科を卒業した女性クリエイターが始動。バッグ・財布のデザインはもちろん、職人として10年以上活動した経験が生かされて。
<FIORAIA>はイタリア語で<花の売り娘>。人びとを魅了する花や植物をモチーフし革小物をリリースしています。
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同じく女性クリエイターによるバッグブランド<comma(カンマ)>では、小さめサイズのバッグや財布と小物のラインアップが増えました。
ガムケース(タブレットタイプ)など、若い女性ならではの視点でつくられたアイテムに支持が広がっています。
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デザイナー 村上裕宣さんがすべて手作業で仕上げている<m.ripple(エムリップル)>。
職人的な製作と自由な発想が融合した独自の世界観を表現しています。使うひとが<自分の歴史を刻みながら育てる>バッグや財布・小物をリリース。
販売イベントのオファーが数多くあり、順調に成長。お客さまへの説明も熱がこもります。
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姉妹施設<浅草ものづくり工房>も参加。
今回は卒業生ブランドもゲスト出店し、華を添えています。
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シューズを中心にバッグ、革小物をリリースする<entoan(エントアン)>は卒業後、埼玉・越谷にアトリエを移転。
「今まで感じることのできなかった感覚、言葉にすることができなかった思いがたくさん生まれるような」ものづくりを追求。シンプルななかにも個性あふれるアイディアが詰め込まれています。「アルネ」や「ほぼ日刊イトイ新聞」をはじめ、さまざまなメディアで紹介されたことで幅広い世代のファンに支持されているのも特長です。
ブランドのシンボル的なアイテム、<おなかポッコリキーケース>をフィーチャーしたイベント「POCCORI EXPO(ポッコリエキスポ)' 2016」が埼玉・北越谷の雑貨店<tane(タネ)>で6月14日(火)からスタート。最終日には真鍮と革の靴べらのワークショップがありますよ。
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このほか、<six-clothing(シックスクロージング)>に加え、<ラ・ジョイア>など実力派クリエイターによるブランドが続々と入居しています。
日本製革製品のコンペティション「Japan Leather Award」の審査員を務めるバイヤー 鎌倉泰子さんも駆けつけて。
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恒例の「モノマチクリエイターズマーケット」は2k540 AKI-OKA ARTISANと佐竹商店街(写真)の二会場で開催。
<トーキョーカケン/N.U.T>では上質でユニークな革製品を提案。
アパレル製品のラインとともに出店。子育て世代のファミリーにもアピールしました。
会期中にはさまざまなプログラムとおもてなし、そして、活発なコミュニケーションで街じゅうに笑顔があふれました。次回も楽しみですね。
■ 参考URL ■
「モノマチ」 http://monomachi.com/
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元記事を読む
一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ
公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」
http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/