東京・有明の東京ビッグサイトで2月3日(水)~5日(金)に開催された「第81回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2016」が行ってきました。
国内外あわせ 2528社(うち海外からは25か国・地域 286社/グルメ&ダイニングスタイルショー 205社は含まず)が出展。194,764人(うち海外から 3,651人)が来場。前回より微増しているそうです。
「グローバリゼーションのモノ作りで成功」をテーマに優れたプロダクトが数多く集まりました。そのなかからジャパンレザー製品をピックアップしご紹介します。
アクティブデザイン&クラフトフェアアクティブデザインコーナーに東京都産業労働局・東京製革業産地振興協議会がブース出展。
東京都の地場産業である皮革産業の活性化を狙い事業者、クリエイターが出品。墨田区でつくられるピッグスキンを用いた意欲的なアイテムが目をひきます。
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インキュベーション施設 台東デザイナーズビレッジ(デザビレ)入居ブランド<comma(カンマ)>が初参加。
エキゾチックレザー風のニュアンスを表現したレザーでガムケース、ミントタブレットケースなどのデイリーでカジュアルな小物をリリースしました。イメージにギャップがある、絶妙な組合せがいいですね。
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同じくデザビレ卒業生ブランド<atelier65(アトリエロクゴー)>。大人の女性に向け、履きやすく歩きやすいシューズを展開しています。スモールアイテムのバリエーションが増えました。
ルームシューズが好評。放湿性があり、軽量でソフトなピッグスキンの特性を生かしています。コンパクトに折りたたむことができるので、トラベルニーズが高いアクティブシニア層にもマッチしそうです。
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老舗タンナー<三恵産業>のオリジナルファクトリーブランド<Cetra(チェトラ)>からゴルフラインがローンチしました。プロデュースを手がける同社 石田美和さん自身もゴルフが好きなことから「こんなデザインのグッズがあったら」との想いを具現化。
リーマンショック後、ゴルフ系ブランドが減少してしまい不足気味のため、ニューカマーとして百貨店のバイヤーの反応も上々。
注目ブランド<TERAI craftment(テライ クラフトメント)>とのコラボレーションによる帽子も好評でした。
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地場のタンナー<ティグレ>が立ち上げたオリジナルブランド<leatheria(レザリア)>は、<ウォッシャブルレザー>シリーズがテレビ番組をきっかけにヒット商品に。
自宅で水洗いできる機能が人気。富裕層ユーザーがエコバッグとして買っているそうです。染料もオイルもこのために開発し洗濯後、型崩れがしにくいよう仕立てにも工夫がいっぱい。
コーヒー、醤油、焼き肉のタレなど、さまざまな汚れと洗濯による変化をサンプルで展示。そのビフォーアフターがわかりやすくアイキャッチになっていました。
レポートは次回(来週水曜更新分)に続きます。
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なお、「装苑」3月号124ページには<「The 81st Tokyo International Gift Show」>企画が。「装苑」が厳選した新しい才能、デザインを紹介しています。こちらも併せてご覧ください。
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■ 参考URL ■
「東京インターナショナル・ギフト・ショー」
http://www.giftshow.co.jp/tigs/81tigsinvitation/index.htm
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元記事を読む
一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ
公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」