Blog

鈴木清之

オンラインライター

Kiyoyuki Suzuki 鈴木清之

文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務を経て、日本国内のバッグブランド、皮革産業を中心にブログ執筆、ソーシャルメディアのコンテンツ運用を担当。イースト東京エリア・徒蔵(カチクラ/御徒町~蔵前~浅草橋 台東区南部)で行われる、ものづくりイベント「モノマチ」ソフトブレーン、デコクロ(デコレーション ユニクロ)部 発起人、書籍「東京おつかいもの手帖」や「フィガロジャポン」“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”としても活動。

<ウェブ接客>時代の<おもてなし>とは? 「第21回 SC接客ロールプレイングコンテスト 全国大会」レポート 

販売スタッフの皆さんの晴れ舞台「第21回SC接客ロールプレイングコンテスト全国大会」が1月22日(金)、神奈川・横浜 パシフィコ横浜で開催されました。

sc160101.JPGのサムネイル画像

SC内店舗で働くテナント従業員のかたがたの資質向上を目的に1995年度から毎年実施される恒例のコンテスト。全国各地から選出された24名のファイナリストたちが接客・サービス技術を競いました。

お客さまに「もう一度この人に接客してほしい」と思われるような、満足・感動を与える接客であったか、お客さまの目線を重視。

商品情報・専門情報、会話力、ニーズチェック、提案力、自分らしさの表現、ホスピタリティマインド、接客されたいと思ったか、以上7項目で審査しました。審査員には、文化学園大学服装学部 准教授 熊谷伸子さん、文化学園大学服装学部 服装社会学科3年 田中まりさんが参加しましたよ。


"SC接客日本一"、大賞及び経済産業大臣賞は
竹原 篤史さん(三井アウトレットパークジャズドリーム長島/ザ・ノース・フェイス)さんに決定!

sc160103.JPGのサムネイル画像


「高校生のときから好きだったブランドに、この年齢まで働くことできて、この仕事につけてよかった」と竹原さん。会場にご両親も駆けつけ、この晴れ姿を見届けてくださったそうです。感謝を忘れない姿勢と、ファッションの販売という仕事が好きだという熱い想いが伝わってきました。

sc160102.JPGのサムネイル画像


汗がわきがよい、手洗い可能、重ね着、メークとのバランス・・・と自転車通勤で着るためのダウンジャケットを探す女性客への提案がわかりやすい。「ダウンは水鳥。水辺にいる鳥なので、羽根は濡れても(水洗いしても)大丈夫」と説得力バツグンです。

試着でファスナーを締める際のダウンポーズが紳士的。非日常感を演出しますね。お客さまの荷物を預かる、というシーンでは、競技には登場しないスタッフに、「お客さまの荷物、お願いします」と声をかけるなどのアイディアもパンチがありました。

ファッション・物販部門 優勝
赤田 千晶さん(丸の内二丁目ビル/トゥモローランド)

sc160105.JPGのサムネイル画像


あたたかい笑顔でお迎えし、気持ちが豊かになる接客を心がけている赤田さん。バレンタインの時季にぴったりの<LOVE>柄のスカーフをご紹介。大判のスカーフを両手で持ち、バッと大きく広げた瞬間、サプライズ感満点でした。

ファッション・物販部門 準優勝
岩本 紗季さん(なんばシティ/キャサリンロス)

sc160106.JPGのサムネイル画像


親友の結婚式に出席する女性のお客さまに受付やスピーチを担当するのか?など、詳細に確認。受付はダークカラーのスーツを着た男性といっしょになることが多いとの観点から、華やかさを重視して特別な日の特別なワンピースを提案。共感力の高さは見事!


そのほか、入賞者については こちらをごらんください。

一般社団法人 日本ショッピングセンター協会 公式サイト

「第20回SC接客ロールプレイングコンテスト全国大会結果」
http://www.jcsc.or.jp/cat_convention/p_20160125_3984

そのほか、シューズバッグ関連の出場者を一部ご紹介します。

関東・甲信越地区代表 吉田 美樹さん
(ららぽーと横浜/エコー)

sc160107.JPGのサムネイル画像

商品を購入する満足感に何か付加価値をプラスすることを心がけているという吉田さん。フィッティングの状態を<抱きしめるような>と表現し、大きなジェスチャーを添えて。強く印象に残りました。


九州・沖縄支部代表 森安 厚沙さん
(ソラリアプラザ/サマンサタバサデラックス)

sc160108.JPGのサムネイル画像


オフタイムに習いごと、ヨガなどをたしなむアクティブな女性にオンオフ兼用できる大きめのトートバッグ&ミニショルダーバッグのセットをおすすめ。入店してくださったすべてのお客さまに笑顔でお帰りいただけるよう、チームで取り組んでいるそうです。


関東・甲信越地区代表 内海 香里さん
(ららぽーとトウキョウベイ/ポワソンショコラ)

sc160110.JPGのサムネイル画像

ユナイテッドアローズのシューズ業態からエントリー。親友の結婚式で幹事を任せられ、オールインワンでマニッシュな着こなしを想定するお客さまにゴールドのフラットシューズを。丁寧なヒアリングでアイテムを的確に絞り込んでいくプロセスがとてもスムーズ。


ユナイテッドアローズは、内海さんも含め、4名が全国大会に出場。今回も大きな存在感がありました。


パルコをはじめとした<ウェブ接客>が注目されるいま、リアル店舗ならではの<おもてなし>は何か? とても難しい問題ですね。

ファイナリストの皆さんは、ECサイトやSNSのやりとりにはない楽しい会話や、大きなアクションによるエンタテイメント性、顧客と喜怒哀楽までも共有するようなパーソナルな接客・・・と、ぬくもりがあふれるようなショッピング体験を提供するためのさまざまな工夫が素晴らしかった。

<ワクワクするようなファッションの楽しさ>を伝えるため、ひとりひとりのお客さまと向き合い、真摯に取り組み、愚直なまでに積み重ねていくことこそが答えなのかもしれない。拝見していて痛感しました。

そして、次回こそはジャパンレザー関連ブランド、ショップスタッフのかたがたが上位入賞しますように。


■ 参考URL ■


一般社団法人 日本ショッピングセンター協会公式サイト
http://www.jcsc.or.jp/

1/1 1

MAGAZINE

『装苑』2018年7月号、5月28日発売!

calendar

-event -promotion -exhibition

Page Top