繊維総合見本市「JFW JAPAN CREATION(ジャパン・クリエーション)2016」が東京・丸の内 東京国際フォーラムで11月25日からスタートしました。前年度より10社増え、279社が参加。過去最大級の規模に。
そして、なんといっても、うれしいのが、ロビーギャラリーに新設された
レザークリエーション。受付と同じ、エントランスフロアに東京、兵庫、和歌山と国内有数の産地がブースを出展。ジャパンレザーを集積して展示されました。
吹き抜けの広々としたスペースはなんとも華やかです。初日の11月25日は、急に冷え込んで真冬のような寒さでしたが、つくり手たちの熱気があふれていましたよ。
そして、今回は2年ぶりにピッグスキン・ファッションショー「PIGGYʼ S SPECIAL」が復活。若手クリエイターのショーとともに作品の展示が行われました。その一部をご紹介します。
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MIKIO SAKABE
人気クリエイター 坂部三樹郎さんが手がけたコレクションのテーマは「存在感」。一般的なアイテムをベーシックなままサイズを大きくしたり プリントを施したりすることで いつも見ていたと思っていたものが、違和感とともに そこに存在する強さのようなもの、を表現しています。
手前のシャツは、かなり大きめでショーではワンピースのようにスタイリング。とても新鮮でした。
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Soshi Otsuki
大月壮士さんは「ブッタスキン」をテーマに、土くさいメンズウエアを女性が着用するイメージで制作。モノトーン中心のなか、個性的なプリントや差し色がほどよいアクセントに。
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KEISUKE YOSHIDA
「思春期の背伸び」をテーマに掲げた吉田圭祐さん。多感な時期の感情や装いにフォーカス。2016年春夏シーズンから始動したレディスでは より大人を意識したクールな印象のコレクションを発表。
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AKIKO AOKI
少女の反抗期をイメージしたテーマ「サマーヌード」で構築したコレクションは、デザイナー・青木明子さんによるもの。繊細なディテールは甘さのなかに力強さが宿り、揺れ動く多面性が感じられました。
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会期中には学生によるショーも開催予定。若いパワーがレザーファッションに革命を、皮革に新たな生命を吹き込むようなポジティブなエネルギーが伝わって、ワクワクします。本日18:30までなので、間に合うかたはぜひ!
レポートは次回に続きます。どうぞお楽しみに。
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「JFW JAPAN CREATION 2016」
会期/11月25日(水)~26日(木)10:00~18:30開催
場所/東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラム
URL /https://www.japancreation.com/
一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ
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「欧米ブランドに負けていないぞ」