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KITAJIKO

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KITAJIKO

東京藝術大学デザイン科卒業後、7年間のデザイナーとしての企業勤務を経て、2010年、雑誌オフィシャルブロガー・イラストレーターとして活動開始。ファッション・アート・旅・グルメ・映画などに関するものについて独自の審美眼・観察眼でリポート。画業はアナログからデジタルまで対応。個展やコラボレーションなどで活動中。

96 シャネルが提案するテクノロジーとフェミニティ -17ssプレタポルテコレクション-

#DataCenterChanel
グランパレに一日(本番の数十分の為の)限りのデータセンターが現れ

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颯爽とトップを飾るシャネルスーツを纏った象徴的なロボが話題をさらったのが印象的だった17ssのショー。

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かわいいしビックリしました。

無機質の極みのような電子世界をシャネルの遊び心とチャレンジでどのように解釈され表現されるのか。

それらに込められたメッセージ性など、ディティールまでよく観察していると
ファッションの枠を超えた現代アートを鑑賞しているような気がしてきますし

「シャネルの今回のテーマにつての解釈&提案を あなたはどう受け取る?」と試されてるような気持ちに 笑

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ということで展示会で実際のルックを拝見して参りました。

テクノロジーが極度に進化し生活がますます非物質化する世界のなかで、カールラガーフェルドは「Intimete technology」をコレクションのテーマに選び、人間に改めて注目しました。
彼が思い描いたのは膨大な数のケーブルやメタルラックとコンピューターやキャビネットの間を闊歩する女性、シャネルデータセンターの中心的存在でありデジタル世界の女王です(引用)

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まず、面白かったのがシャネルお馴染みのツイードが、電子回路や混線したケーブルに見えてくるということ。

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↓右のルックなんて、映画『Tron』思い出すっていうか。01の羅列がー汗

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基盤・配線とか回路とかノイズとか・・・そういったテクノロジー的なものをグラフィック化して
テキスタイルやプロダクトにしちゃう作りこみ精神が素晴らしい(毎回言ってる気がする)。

しかもシャネルらしさは決して損なわず、

ほんのり気持ちがアガる斬新さと

高め安定の品格とクオリティ。

・・・を年6回とか7回とかのコレクションですよ。 乾杯。

テクノロジーやプログラミングとアートやエンターテイメントの親和性が実証され
色々な試みが活発に繰り広げられている昨今ですもの。ファッションとアートとテクノロジーが混沌とするのも自然ということでしょうか。

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ファミコン世代の私にはこのドット絵のようなモザイクグラフィックがじんわり懐かしい。

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上図写真右のピンクの領域は【タッチファスナー】といわれる所謂マジックテープで
新鮮斬新。素材感は未来的。↓こちらも。

このモノトーンのツイードってノイズそのもの。
突然のPC不調やバグった悲しい記憶が蘇ります。こんなに美しくなるなんて。一番素敵だと思ったツイード。

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めくるめく、タッチファスナーの世界。

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デジタル調はまだまだ、テキスタイルに至るまで。

光の回線的イメージを生地に。

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サイケデリックなくらい鮮やかな色の洪水ですがとってもユニークでエレガント。

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そんな攻めるビジュアル・実験的マテリアルに対して
どこまでも繊細でフェミニンなレースのシリーズ。

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レースも今や柄をデータ管理して繊細な表情も精密な機械により製作されるので、ある意味最先端テクノロジーの結晶のような素材ではあるんですが、それも意味深に転ぶ感じ。

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ボタンのイメージソースは車のヘッドライトとのこと。

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バッグやアクセサリー、シューズも。

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新しいバッグ♪ "ガブリエル ドゥ シャネル"

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実用的でむちゃくちゃかわいい

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毎シーズンどんなモチーフで驚かせてくれるのかもはや楽しみなコレクター垂涎のバッグも健在☆
今回はキーボードクラッチですね。

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そしてディティールまでぬかりなく。

アクセサリーはインパクト大の大振りなものが多い。

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コントローラー・・・!!!?? どこまで電子機器!

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カードキーも、シャネル仕様。
データセンターシャネルのセキュリティ・・・ストラップ豪華過ぎて凄い笑

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煌いてる。

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今回も堪能させていただきました!

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95 ヴィスコンティの世界がデジタルリマスターで蘇る「家族の肖像」について

ローマの高級住宅街一人家族の肖像の絵画に囲まれて暮らす老教授Bランカスターの静かで孤独な暮らしはある日突然の闖入者によって掻き乱されるビアンカブルモンティと名乗る美しく気品のある伯爵夫人Sマンガーノとその家族たち娘のリエッタ婚約者ステファーノだ全くその意思の無い老教授を強引に口説き落とし彼女たちは階上の部屋を借りてしまう

実際に階上に住み込んだのはビアンカの愛人であるコンラッドHバーガーだった数日後勝手に改装をし始めたコンラッド教授との間に諍いが起こる誤解が解けた後教授はコンラッドに予想もしなかった教養の片鱗を見る...(引用)

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©Minerva Pictures

2017年2月11日から公開の、ルキノ・ヴィスコンティ監督の映画『家族の肖像 デジタル完全修復版』。

今年で生誕110年、没後40年を迎えたルキノ・ヴィスコンティ。1978年に日本で初公開された『家族の肖像』なのですが。

今回初公開される「デジタル完全修復版」は、2013年にフェンディがミラノに新たな旗艦店をオープンした際の特別プロジェクトの一環で制作されたものということです。
ファッションブランドが名作映画のデジタルリマスターを手がけるのは、過去にもありましたよね。
全編ウットリするような色彩、艶やかな質感など美意識の高い修復が隅々まで。

劇中でシルヴァーナ・マンガーノが着用するファーコートは、フェンディと衣装デザイナーのピエロ・トージとのコラボレーションによってによって制作されたそう!!!

ストーリーは...

歴史を感じるローマの豪邸で大好きな絵画のコレクションに囲まれて孤独に暮らしていた老教授の生活が、

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©Minerva Pictures

ある家族の突然の襲来によって掻き乱されていく様を描いた作品なのですが・・・

こちらが"ある家族" ↓↓

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©Minerva Pictures
翻弄される教授。 かわいそう(だけどそれがイイ)。

ローマの最高に雰囲気のある邸宅で繰り広げられる破天荒だけど美しい登場人物と、教授の受難

を大変美しく描き出した作品でした。さらにデジタルリマスターで視覚的にも素敵に再現。

個人的にはブルモンティ夫人役のシルヴァーナ・マンガーノ様の針のように細い細眉と萌える赤毛イタリア美人の気合を感じ、イタリア美人は戦闘能力高いわーと満足感に浸っておりました。

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©Minerva Pictures
教授奥さん役のクラウディア・カルディナーレのイタリア美人ぶりも。

右が、本作でもキーとなる夫人の愛人コンラッド役のヘルムートバーガー(右)。

「悪魔的な狂気、邪悪な性的魅力秘めている」イメージがある
とヴィスコンティ監督に言わしめたオーストリア出身のイケメンです。

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©Minerva Pictures

知性漂う美しい邸宅で繰り広げられる

独特の不思議な魅力のある登場人物が織り成すクセになりそうな不協和音、

ファッショナブルな雰囲気。


ぜひ、オススメです!

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©Minerva Pictures


「家族の肖像 デジタル完全修復版」

2月11日(土)より、岩波ホール他全国順次ロードショー
配給:ザジフィルムズ
公式ウェブサイト

94 ローヌ・アルプ地方の美食を体験!BENOIT東京のディナーイベント

あのアラン・デュカス(Alain Ducasse)がプロデュースする青山の「ビストロ ブノワ」で行われたローヌ=アルプ地方のディナーイベントに参加させていただきました。

フランスきっての食都であるリヨンを中心としたローヌ=アルプ地方

フランス南東部、スイスとイタリアの国境に接する、豊かで風光明媚な場所です。

一ツ星レストラン「ラ・クレール・ド・ラ・プリューム」

ジュリアン・アラノ(Julien Allano)シェフが、今回の為に特別監修する料理を提供。

ということで。

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野口貴宏シェフとジュリアン・アラノ シェフ
ブノワでのイベントやローヌ=アルプ地方についての詳しいサイトは こちら!


このディナーイベントは
平野紗季子さん河村沙希さんが旅したローヌ=アルプ地方の思い出などなど、写真を見ながらお二人の楽しいトークを伺いつつ、美食コース料理に舌鼓ってな豪華なものでした。

今回の旅の様子や、参加されたお二人についてはこちらの特設サイトからどうぞ!

平野紗季子+河村沙希Xフランス旅のシュクレ・サレ 「ローヌ・アルプ地方のおいしい旅」

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会場のブノワには少し早めに到着。この日はイベント参加者で貸切り。

テーブルにワイングラスやショープレートが整然と並ぶさまを見ると気持ちが盛り上がります。

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席はここか・・・♪

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本日のメニュー

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コーススタート。

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ジャガイモのカプチーノ ボーフォールチーズとベーコン  う~ん♪

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レアなボーフォールチーズも見せて貰えました。

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感動的に美味しかった虹鱒(あかふじ)。赤富士の名のとおり、サーモンのような鮮やかな色。
鱒はチャンスがあれば絶対食べるほど好きなので、かなり満悦。

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プロジェクターに旅の写真を投影しながら、フランスレポートをしたお二人が登場。

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たくさんの写真から、凄く楽しそうで美味しそうな様子がビシビシ伝わってきて、すっかり行ってみたくなって思わず帰りの電車でローヌ=アルプ地方について調べちゃったよね...

参加者の方は、大人の女性の友人同士や、ご夫婦・カップル、ご年配の方まで広い年齢層に男性も結構居て、みなさん料理の解説やローヌ=アルプ地方の旅のお話を熱心に聞きながら、料理を楽しんでらっしゃいました!


美しくておいしいお料理たち。
本当に素敵な時間が過ぎていきました。

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そしたらなんと、シェフ登場!

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野口貴宏シェフとジュリアン・アラノ シェフ。 お二人とも明るくにこやかで、素敵。和む。

そしてはじまるビンゴ大会・・・
私は何とアランデュカス様のグルメアドレスの著書が当たりました!

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↓デザートも一味ちがうオシャレ演出であります。

ということで、食の面から楽しく理解を深めることが出来ました。
今年も引き続きローヌ=アルプ地方が気になります!

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