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KITAJIKO

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KITAJIKO

東京藝術大学デザイン科卒業後、7年間のデザイナーとしての企業勤務を経て、2010年、雑誌オフィシャルブロガー・イラストレーターとして活動開始。ファッション・アート・旅・グルメ・映画などに関するものについて独自の審美眼・観察眼でリポート。画業はアナログからデジタルまで対応。個展やコラボレーションなどで活動中。

109 [四季]と[四大元素]が集結!アルチンボルド展

今月20日から開催中の[アルチンボルド展]

今年上半期、一番観ておきたかった展覧会です。
しかし去年~今年は、自分的に行っておきたい展覧会が多くて、何だか怖い。

去年の12月に訪れたウィーンの美術史美術館で↓

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奇しくも立ち止まって魅入ってしまうほど惹かれたのはブリューゲルアルチンボルド(バベルの塔展も上野で開催中)。

このとき美術史美術館に展示されていたアルチンボルトは4点(だったような) 
自然光差し込む部屋に静かに佇んでおられまして...

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「こ・・・これがアルチンボルドの・・・  私でも知ってる・・・」

などと思いながら、結界もガラスも無いアルチンボルドの絵を 至近距離でじっくり堪能致しました。

アルチンボルド作品を代表す連作シリーズ『四季』は、現存するだけで4つ存在し、各目録に記載されるものも合わせれば、6つものヴァリアントが確認されているなど(現存する最古のものはウィーン美術史美術館が所蔵する≪春≫≪夏≫≪冬≫。≪秋≫は消失。)、当時の画家に対する高い評価と知名度が伺える。(引用)


私が最初に見た【夏】などは、最古組なわけですね。
たしかに少しずつ仕様を変えて同じモチーフを描いてるのは何故だろかと思ってましたが なるほど。
作品に関しての裏話やコンセプトなどを聞きつつ作者や作者の活躍した時代に思いを馳せることは美術鑑賞のひとつの醍醐味です。ホント。
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本展覧会の【夏】は"1572"でデンバー美術館蔵ですが、美術史美術館で観た【夏】は"1563"!

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それにしても・・・

この画風に横槍いれず画家を自由に泳がせ見守る姿勢...よき理解者にして最高のクライアントだな...

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そんなわけで。

ウィーンで観たあの絵が上野に。
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入り口にある「アルチンボルドメーカー」自分の顔がアルチンボルド風になるというなかなか攻めてるコーナーも。

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↑公式twitterより

会場ではスペシャルギャラリートークがあり、この貴重な機会についての解説が。

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メインビジュアルにも使用された[春]。さすがの細密さ。美しさ。

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絵画の詳細や解説も、大変分かりやすく丁寧。
資料やキャプションを読むほどに、アルチンボルドの謎かけの核心に迫れます!!

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アルチンボルドが育って活躍した時代背景、職場環境、本人の気質が絶妙なタイミングで合致し、成し得た表現なのだな~と感じます。
彼が生きた時代に思いを馳せたりすると、大航海時代などで新しい大陸から新発見の動植物がヨーロッパに持ち帰られた頃で。
今でこそお馴染みの動物も魚も植物も、全く未知のもので。

それこそアルチンボルドの作品は未知の生命体で埋め尽くされた絵だったわけで。「なんじゃこりゃ!」って感じだったでしょうねー...

今でも新種の深海生物などみると、自分のキャパを軽く超える造形や質感に、何ともいえない驚きを覚えます。

初めてみるもので埋め尽くされた絵って、想像を絶する衝撃だったに違いないですよね。
ロマンあるわ~。

子供が生まれて初めて動物園に行って、あまりの情報量に知恵熱が出るような衝撃だったんだろうな~
アルチンボルド先生の絵を当時観た人!

アルチンボルド展内覧会♡ 上半期1番観たかった^ ^

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などと妄想しながら世界中から集結した四季と四大元素を眺めておりました(まず集めてしまったのがとにかく凄い)。

そのほか、会場には貴重な作品や素描など、詳しい解説とともにアルチンボルドの世界を深くまで。

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ミュージアムショップも豪華ラインナップでございました!

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今回の展覧会、公式HPも凝っており、鑑賞前のウォーミングアップや気持ちを高めるのに最高です。

今回の展覧会は、解説やトピックを知ると、更に楽しめることと思いますのでぜひ♪

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公式特設サイト http://arcimboldo2017.jp/

アルチンボルド展

会場:国立西洋美術館

http://www.nmwa.go.jp/

会期:2017年6月20日(火)~2017年9月24日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時30分
毎週金・土曜日:午前9時30分~午後9時
6月23日、24日は午前9時30分~午後8時

休館日:月曜日(ただし、7月17日、8月14日、9月18日は開館)、7月18日(火)
特設サイト:http://arcimboldo2017.jp/

106 ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣 ジャパンプレミア

映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』の日本公開を記念したライブプレミアイベントが4月27日、東京藝術大学・奏楽堂にて行なわれ、2011年の公演以来、6年ぶりの来日を果たしたセルゲイ・ポルーニンが出席。

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会場の奏楽堂にはたくさんの人!奏楽堂は実に15~6年ぶり、卒業式以来ですが こちら側は変わらない雰囲気。

本編上映後のステージでは、YouTubeで1,900万回以上も再生された独創的なパフォーマンス『Take Me To Church』を生披露し、続くトークコーナーでは、プレゼンターを務めたクリエイティブディレクター・箭内道彦氏と共にアートへの思いを熱く語った(引用)。

映画の余韻がまだあるのに、ご本人降臨しかもライブで『Take Me To Church』披露って...

ものすごい事ですよ。しかも直後にトークイベントも控えてます。
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写真:ハービー・山口

トークでは会場が芸大ということもあって、アート観やアートを志す学生にメッセージといった内容でした。

ちょっと達観してるかんじの、アーティスト然とした意見を述べておられて
異端児でバッドボーイな印象からはちょっとかけ離れた受け答え。
色々あったけど到達した心境なのか、それとも・・・

ガラスのように繊細で優しい青年なのだろうなーという雰囲気は映画を通して伝わってきます。

普通の純粋で多感な年代の男の子の部分と、トップアーティストの部分がいびつにせめぎ合い、絶妙な危うさがあるんですが、彼の美しさをもってして耽美な少女漫画に出てきそうな ちょっと皮肉屋で影のある美少年のようだよ。

映画で観た彼の半生と、直後にステージに現れたご本人の表現力と躍動感には素晴らしく説得力があり

ビリビリ伝わってくるものがありました。

一朝一夕では到底到達できないその体の使い方であったり、パフォーマンスを最大限に発揮できる柔軟性や筋肉、纏うオーラまで。

文化として成熟を極めたバレエの国に生まれて
分厚い層の中で突出した存在として更に精進してるってどれだけ高み。。

幼少期からの鍛錬と恵まれた容姿も含めた輝かしい才能で芸術を体現してるんだもの、この方に言葉は要らないわーホント。

しかしこの目で動くセルゲイ・ポルーニンが観れて感無量。
意外に少年のような繊細な肢体で驚きました。

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写真:ハービー・山口

みなさん興奮気味に会場を後にしてらっしゃったのが印象的でした。

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映画のほうは、バレエドキュメンタリーとしてはちと異質。

セルゲイ・ポルーニンの幼少期からの映像・画像をたっぷり使った記録としても貴重な前半。

10歳くらいまでのポルーニン氏、天使です。

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才能を端々から感じ、めきめき上達する美しい息子セルゲイ。

期待し全てを捧げる家族

プレッシャーに耐えながらも懸命に努力を続け、才能を開花させるのですが。


ご存知異端児・問題児としてのセルゲイ・ポルーニンというスターダンサーについて...

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彼はどうしてスキャンダラスな存在になったのか。なにがあったのか。


という流れで。

これは芸術と家族、芸術と子育て、多感な時期をどう眺めるかというか

観る方の立場や環境で感想も大きく違うでしょうし、性差もありそうだし。

一概に言えない感じです。


そんなシリアスなテーマも漂いながら

優雅に舞うポルーニン氏の映像が眩しいくらいの美しさ。

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よくもまあこんなに美しいバランスで存在してるなって感心致します。

誰もが酔いしれる素晴らしい才能、がありながら苦悩する美しいセルゲイ・ポルーニン氏の全てをぜひご覧下さい。

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British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016

◇ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣◇

監督:スティーヴン・カンター
『Take me to church』演出・撮影:デヴィッド・ラシャペル
出演:セルゲイ・ポルーニン、イーゴリ・ゼレンスキー、モニカ・メイソン他
配給:アップリンク・パルコ
(2016年/イギリス・アメリカ/85分/カラー、一部モノクロ/16:9/DCP/原題:DANCER)
2017年7月15日(土)より、Bunkamuraル・シネマ、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

■公式サイト
http://www.uplink.co.jp/dancer

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104 エールフランスのコスチュームのアーカイヴからタラップのスターまで 「エールフランス航空-旅の美学-」

4月18日(火)より所沢の航空発祥記念館にて
企画展「エールフランス航空-旅の美学-」が開催中です。
大迫力の飛行機展示を横目に奥の凱旋門から展示スペースへ。
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同時にアイテム展示やイヴ・サンローランやエリザベス・テイラー、ショーン・コネリーをはじめとする、エールフランス航空で旅する伝説的セレブリティの搭乗風景の写真展を同時開催。
その他 コンコルド関連資料(搭乗証明書・食器セット・機内グッズ等)まで、充実の内容!

ということで、前日の設営に特別にお邪魔させていただきました。

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休館日の博物館で皆さん淡々とお仕事されておりました。

今回の展示の為に貴重な歴代コスチューム(制服)のアーカイヴを携えて、フランスからアーカイヴ担当者が来日。

中央がエールフランス本社のアーカイヴ担当の方。

エールフランスのユニフォームはクリスチャン・ディオール、クリスチャン・ラクロワ、クリストバル・バレンシアガ・・・などなど
ため息が出るようなメゾンが並びそれぞれ服飾資料としても貴重なものばかり。

アーカイヴ担当の方は手袋着用で大事にコスチュームをセットしておられました。

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細かいフォローテクニックなど目撃できてとっても新鮮で楽しかったです。

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見飽きない♪

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↓こちらの「雲のイメージ」のスカーフが、とにかくトキメキました。

オートクチュールブランドの細部に宿るこだわりと美意識を制服に落とし込む。
衣装はもちろん機内のテーブルウェアやカトラリーなど細部からもフランスの心意気を感じます。

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一方では写真展「エールフランスとタラップのスター」のセッティング。

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↓鍵のついた厳重な木箱に貴重なセレブリティの写真がピッタリ納まっていました。
写真はどれも強烈なスターオーラを発する凄い写真ばかり。

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旅立つセレブ、降り立つセレブ・・・ どれも華やか!

ジェーン バーキンとセルジュ ケンズブールの写真。
なんだこの恐ろしいほどのカッコよさと存在感・・・

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展示ではこちらの捨身に解説もつくので、見入っちゃうこと間違いなしです。
時を経ても色褪せませんね。

ということで、設営完了で以下のようになりました!

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航空関係に興味がある方はもちろん、服飾関係の学生さんなどにも大変おすすめの展示となっております!

ぜひ足を運んでみてください!

企画展「エールフランス航空-旅の美学-」
展示期間:平成29年4月18日(火)~5月28日(日)
場所:所沢航空発祥記念館 館内 展示室内
[所沢航空発祥記念館ウェブサイト]
費用:展示館通常入館料のみ

エールフランス航空

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