フランス南東部に位置する都市で、
その近郊にあってル・コルビュジエが都市設計と建築に携わり20
現地観光局スタッフによる「
サンテティエンヌはリヨンにほど近い注目の地方都市。
古くより製造産業などでも繁栄の歴史を持つ、フランスの歩みとともにある地域。
当日はル・コルビュジェへのオマージュとして、弟子筋3人によ
シックなモダン建築と、正統派日本庭園がなんとも優美な違和感を醸して、とてもステキ。
プレゼンテーションにはフランスから三名。
出席者:
1/ Mr. Stéphane Devrieux(サン・テティエンヌ観光局局長)
2/ Ms. Géraldine Dabrigeon(ル・コルビュジェ建築サイト管理局長)
3/ Ms. Julie Pobel (ヴェイス社マーケティング、イノベーションディレクター)
・サンテティエンヌとフィルミニのPRやデザインシティとしての役割と特性などについて
・ル・コルビュジエ建築と大規模な地方都市デザインについて
・チョコレートブランドヴェイスについて
サンテティエンヌは、工業の重要な地域だったため、交通網も充実し、歩道やサイクリング道が整備されており、100年近い歴史を持つトラムウェイが主要な通りを網羅。
もちろんフランス各都市からのアクセスも便利で、リヨンなどの大都市に隣接しながら自然も豊かでアクティビティも豊富。旅をするのに非常にバランスのよい地域だという事がお話からも伝わってきました。
世界的に知られるサッカーチーム les Verts レ・ヴェール(緑たち。地元チームの愛称)は子どもも大人も今尚夢中にさせ続けています。
Musée des Verts AS サン・テティエンヌ博物館にはチームとサッカーの歴史が展示されています。
街中に設置されたファインアートのオブジェや洗練された建築も見応え十分。
サン・テティエンヌ・メトロポール近現代美術館や、芸術産業博物館など、見ておくべき美術館や博物館がたくさん。
サンテティエンヌの街散策については建築家でジャーナリストの 篠崎隆氏が語るサン・テティエンヌの印象についてスライドを拝見しながら。
実際にサンテティエンヌに赴き、体験した篠崎氏独自の目線で語るサンテティエンヌのお話。
少し本格的でマニアックなポイントも、分かりやすく説明してくださいました。
終始大変興味深く聞いてしまいました。
ジャック・ボナヴァルによって1998 年に創設されたサン・テティエンヌ国際デザイン・ビエンナーレは、
デザインをテーマにした国際的イベントとしては最も大規模なもののひとつとなりました。
次回開催は2019年。展示のほか、講演や実演シンポジウムなどアート一色の一ヶ月となります。
年間を通して、アート・デザイン関連の様々なイベントが行われるなんて魅力的。
続いてル・コルビュジエが都市設計と建築に携わり2016年に世界遺産登録されたフィルミニについても詳しく伺いました。
ル・コルビュジエといえば、日本でも同氏による国立西洋美術館が世界遺産となり大きなニュースとして取り上げられ
瞬く間にル・コルビュジエという名は日本中に浸透、只今美術館ツアーは大盛況という。
↓ル・コルビュジエ氏
資料を拝見させて頂くと、広大な土地と共存するル・コルビュジエ建築の迫力に息を呑みます。
印象的なフォルムに色使い、いちどは観るべき建築がこんなにたくさん!
建築家ル・コルビュジエによるヨーロッパ最大の複合建築の一部。3分野の人間的行動(文化的生活と余暇、スポーツ、信仰)が融合し共存している生活空間。フィルミニにあるル・コルビュジエ作品は文化会館、ユニテ・ダビタシオン、競技場、サン-ピエール教会の4つであるが、これらはヨーロッパにあるル・コルビュジエ作品の中でも最大規模のもの。主なル・コルビュジエ作品の中でも最重要な建築群として知られる。フィルミニのル・コルビュジエ建築群はいずれも自由に見学可能、年間通じてガイド付見学も実施。(引用)
Read more at: http://jp.france.fr/ja/discover/31196
↓競技場 ・サン=ピエール教会
↓文化会館
↓ユニテ・タビダシオン 集合住宅ですが、住むことも可能だそう!
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続きまして
WEISS(
ヴェイスはサンテティエンヌに本拠を置き、現代に生き続ける文化遺産として業界を牽引する130年の歴史を誇る老舗チョコレートブランドで、スタイリッシュな店舗設計とパッケージデザインで世界中に根強いファンを持ち日本ではヒルトン新宿のブティックや有名ホテルでもおなじみです。
サンテティエンヌではアトリエ・工場見学も可能で日本人スタッフによる解説が聞けます(要問合)。
実際にショコラ製造の工程を見学したり、自分の好みのショコラを作れるそうで、工場アトリエ見学・体験ものマニアの私としては是非行きたい内容。
もちろんブティックや食事も楽しめるレストランも併設。じっくり老舗チョコレートブランドの世界観を堪能できそうです。
昼食会は、着席の昼食会。
フランスからの皆さんを囲んで質問したり和やかな時間を過ごしました。
コースの最後のデザートにヴェイスのショコラを使用した特別な一品を用意していただきました。
贅沢にも実演しながら秋の味覚を閉じ込めたビジュアルだけでも満たされるものがある~!
ということで、文化芸術から自然、産業、美食まで、すべてが叶うサンテティエンヌとフィルミニへの旅、五感が歓びそうな次のフランス旅のプランにいかがでしょうか♪