ウィーンの「カフェハウス」はユネスコの無形文化遺産にも登録されている、守り続けるべき文化として人々とともにあります。
つい最近、日本の「和食」が無形文化遺産に登録されたので、なんとなく想像はつきやすいかもしれません。
ということで
ウィーンに行ったら、何はともあれ「カフェ」と「美術館」!と思ってた私は、出来る限りカフェに行ってみました。
まずは、ウィーンのカフェのなかでも老舗中の老舗 トラディショナルな有名老舗カフェ【カフェ シュペール】。
1880年創業、ウィーンにおけるカフェハウスの伝統 を今日まで守り続けています。
クリムトやレハールも常連だったそうなので、
何かしらあやかりたいということでウィーンカフェ一発目はシュペールです。
「敷地の角に入り口」スタイルの独特の伝統的なカフェ建築。一区を見る限りかなり多いです。
カフェ自体も相当数存在していて、どこも地元の方から観光客で賑わっています。
そのせいか、ウィーンにおけるスタバの控えめさが凄過ぎ。
この日は入り口に「カフェ協会の舞踏会」告知ポスターが。
こちらはウィーンのカフェがこぞって参加の如何にも素敵そうな大人気の舞踏会ということでした。
舞踏会も観光客向けなど参加可能なものもあるとか。ダンス必須でしょうけど...
こちらのカフェシュペールは、ガイドブックにも載っている超有名店なので活気があります。
伝統的なカフェには、新聞吊るしや大きな鏡などがお約束で設置されています。
理由については諸説あるようですが、大きな鏡はウェイターさんが店を見渡しやすいように、とか広く見えるようにとか。
お店の構造は、思い出しスケッチで恐縮ですが、恐らくこんな感じ。
カフェシュペールに限らず、角地のカフェは割とこんな構成が多い。
ウィーンのコーヒーの種類は20種類以上とも言われていて
どれも美味しそうなのですが、ケーキが大きいのでどうしても基本のメランジュを頼んでしまう。
コーヒーについて精通してないので、細かい事はわからないのですが
とってもケーキに合うので大好きです。
そして日本のようにお水のサービス。ただしアルプスのお水(普通に美味しいし口直しになる)。
他にもいくつかご紹介。
有名人の名前を冠したコーヒーは、アルコールリキュールが入って更に特別感があります。
ウィーンに於ける生クリームは甘くないのですが、
コーヒーのクリーム濃度の調節に思いっきり入れてる印象。甘さはかなりお好みで調整と言う感じ。
コーヒーひとつに本当に色々な種類があって、若者からご年配、家族連れまで
思い思いにそれぞれの時間を過ごしているカフェ。
文化として興味深いと思います。 無形文化遺産なの納得。
勿論軽食もありますが大量の炭水化物でかなりパンチある。
次回はケーキについてです。
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