街歩きは一区を飛び出し、ドナウ川を越えたりもしました。
今回の道中は、地図的にいうと
ドナウ川については、
海に注ぐまでにこれほど多くの国々を貫流する河川は、世界でもドナウの他にありません。
そのためドナウ河は、今までに無数の歌で賛美され、また、数知れぬ多くの人々がそこを旅してきました。
この偉大なる河は、ドイツにその源を発し黒海に至るまで、実に2888キロにも及ぶ長い旅をしています。
ドナウ河が西から東へと流れる間に、ドイツ、オーストリア、スロバキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ルーマニア、ブルガリア、モルドバ、ウクライナの10カ国などを通り、ヨーロッパのライフラインとして、多種多様の人々・宗教・文化を調和のとれた形で結合しています。(引用)
日本で最も長い川は信濃川で、367km、川の流域面積で一番の利根川は322kmなんですけど
ドナウ川、 2888km!!??? とんでもない規模です
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ということで、朝ホテルを出て徒歩でウィーン市立公演を抜けて地下鉄の駅へと向かいます。
どこを歩いても風光明媚なので、つい徒歩で回り道などしながら移動してしまいます。
ウィーン市立公園には、ウィーンに縁のある大音楽家の像がありとってもシンボリック。
こちらヨハン・シュトラウス像。
凄過ぎて説明不要な泣く子も黙る大音楽家ヨハン・シュトラウス様。
今でいうトップの中のトップであり、ワールドツアーのチケットも瞬時でソールドアウト、というレベルの
押しも推されぬスーパースターみたいな人気ぶりだったらしいです。
フランツ・シューベルト像
ご存知シューベルト。
市立公園の外にも、別枠別格扱いの大音楽家の像がございます。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン像
そして【男はつらいよ 第41作 寅次郎心の旅路】 のロケ地としても有名な「モーツアルト像」です。
新王宮ブルグ公園内の中央に、超特別枠で設置されたモーツァルトの像。ゴージャス。
そして【男はつらいよ 第41作 寅次郎心の旅路】!!ウィーンに寅次郎降臨!
寅さんがとにかくウィーン似合わない!笑
凄く全編観てみたくなりました笑
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そんなこんなで古い町並みの残る路地なども通ってみたり。
小さな教会に迷い込んでみたり。
シュテファン寺院や王宮周辺の教会のような荘厳壮大な規模感ではないのですが
色んな文化が混じったようなとっても趣のある教会でした(全くだれも居なかった)。
一区のはずれの観光客の居ない教会でしたが、細部まで装飾が素晴らしい。
床のグラフィカルな表情と、どこかエスニックなカラリングっぽくもあり、彫刻のディティールはヨーロッパっぽくもあり。
宗教における様式や歴史を把握してたら楽しそうだな。
西洋美術史をもう一度きちんと学びたくなりました。
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寄り道をしまくって、いよいよドナウ川越え!
地下鉄は地上へ上がって
ドナウ川を渡って
一区の中心、シュテファン寺院があんなに遠くに。
ぶらり途中下車した駅には、近代的建造物がたくさん!国際機関やコンサートホールなどが立ち並ぶアカデミックな地区みたい。
高層ビルや、Donaucity-Kircheという、とってもモダンな建築の教会(写真右↓)も。
Donaucity-Kircheの内部にも、こっそり入れました(また人居ない)!
ちゃんと宗教の意味をなぞった内装デザインで、細部まで拘り抜いた空間。
外観と内部の印象のギャップが、とても神秘的。
地下鉄に乗りなおして、またドナウ川を渡って、お次は映画『第三の男』の舞台になった大観覧車へ!
曇天で寒空の遊園地。映画の再現みたいでした。
未だに『第三の男』ファンが、世界中から絶え間なく訪れるこちらの観覧車。
マニアックながら根強い人気スポットです。
観覧車のりばへ通じるフロアには、観覧車仕様のジオラマケースが並び、ウィーンの歴史を分かりやすく解説しています。
オーストリアの歴史の歩みが、見て分かる。
この"見て分かる"というのは、ヨーロッパの美術や宗教芸術においてキモである、ということを
この後の教会や美術館を見ることで実感していくのですが、それはまた後ほど♪
それでは、観覧車に乗り込みます。結構大きい乗り物です。
観覧車はボックス貸しきりでディナーもできます。
そこでプロポーズなども決行しちゃう人も☆ いるそうです。
古今東西、男女のありかたは割りと変わらないのだな...。
高度が上がって参りましたが、雨曇りでアンニュイです。いい雰囲気。
高いところから街を眺めると、やっぱり異国に来たんだなーとしみじみ思います。
■オーストリアの観光情報はこちらから。http://www.austria.info/jp
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