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KITAJIKO

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KITAJIKO

東京藝術大学デザイン科卒業後、7年間のデザイナーとしての企業勤務を経て、2010年、雑誌オフィシャルブロガー・イラストレーターとして活動開始。ファッション・アート・旅・グルメ・映画などに関するものについて独自の審美眼・観察眼でリポート。画業はアナログからデジタルまで対応。個展やコラボレーションなどで活動中。

ART trip to Vienna #2 ウィーン・イルミネーション散歩

瞬く間にクリスマスが過ぎて、世間は新年を迎える準備ですが
ウィーンリポートは続きます。

今回は、ひとりでウィーン中心部を散歩して街中キラキラロマンティックでした、というお話。

まずはホテルからセセッシオン、レオポルド美術館へ向かったのですがやがて日が暮れました。

14時くらいからもう日が暮れてる風情。
レオポルド美術館は、ミュージアム・クォーター(MQ)の敷地の中に。
早速アートな光の作品がお出迎え。幻想的~!
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ミュージアムクオーターは世界最大規模のカルチャーエリアのひとつです。
旧市街のはずれ、旧帝国厩舎の6万平方メートルの敷地には、バロック建築と現代建築とのポストモダンな組合せのなかに、さまざまな芸術部門、レストラン、カフェ、ショップの施設がまとめてあります。
主な施設として、白い漆喰色の新館にレオポルド美術館(シーレ、クリムトのコレクション)、濃灰色の玄武岩に覆われた近代美術館ウィーン・ルートヴィッヒ財団、クンストハレ、そしてフェスティバルホールE&G(ウィーン祝祭週間、ダンスセンター)があります(引用)

そんなミュージアムクオーター内にウィーン三大美術館のひとつ、レオポルド美術館があります。
(美術館鑑賞の記事は後日☆)
プロジェクションマッピングもどこかエレガント。

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結構頻繁に映写するものは変わるみたい。

レオポルド美術館を後にして、次の目的地へ向かいます。

やっぱり何処を歩いても素敵な建物ばかり。日本とはだいぶ様子が違います。

日曜なのもありますが、すごくゆったりした雰囲気。

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ウィーン一区の地理は、大雑把であれば割とわかり易いです。
ポイントになる有名な建物が非常に分かりやすく建っています。


オペラ座も、お散歩の重要な基点。
満月を翌日に控えてこちらも幻想的。

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ホリデーシーズンのウィーンは、通りごとに個性を持った優雅に煌くイルミネーションが輝いて、
何処を通ってもキラキラしております。

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ウィーンの電飾は色味はシンプルに抑えて、二本のようなカラリングや点滅などの派手目の演出は殆どないのですが、
そのかわりデザインが凝っていて通りをロマンティックに照らします。
どこまでも優雅にっていうのは国民性なんでしょうか。
ウィーンのホリデーシーズンは夢のようです。

引き続きテクテクと歩くと

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目的地発見!ウィーナーソーセージ屋台『Bitzinger』で ソーセージスナックを食します!

結構な人気のこちら。少々並んで自分の番。

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ソーセージのみか、パン+ソーセージどっちにする!?と聞かれ
勢いで「パ、パンのほうください・・・」と返答。
そしたら↓のような製法で

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凄いのでてきた! シンプルだがビールに合う美味しさだった。
ウィーンはビールに合うおかずが多いような気がする。と思う。

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日本の1.5倍はあろうかというソーセージでかなり満腹になったので、引き続き街を散策。

生まれて初めて海外にひとりで来た挙動不審の私でしたが、暗くなってフラフラしても、身の危険を感じなかったです。

ホリデーシーズンの建造物は、上品かつ華やかな電飾でキラキラです。
こちらはかの有名なホテルザッハー。

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一階はザッハトルテを食べたい!という観光客で一日中長蛇の列。

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↓右奥のカフェゲルストナーも、夜は煌々としてとっても目を引きます。

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きれい。
国民的画家、エゴンシーレの広告パネルがこれまた邪魔してない。

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何処を見てもキラキラです。

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↓ホテルインペリアル! 荘厳でクラッシックなムードが漂う光の演出がエレガントです。
ウィーンのイルミネーションは気合が入りすぎてなくていい感じの力の抜き具合で素敵です。

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ここのカフェ素敵。行ってみたいな、などとチラチラ観ながら。

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長時間フライトの疲れも吹っ飛ぶ素晴らしいウィーンの夜でした。

ART trip to Vienna #1 クリスマスマーケットを巡る

気づいたら師走も下旬!
初めてのウィーンへ行って参りました。
個人的に何もかも初めての弾丸ツアー。 今回は僭越ながらテーマを
【アート】【カフェ】【クリスマス】
と設定して、各所訪れました。

日本でもクリスマス直前なので、今回はウィーンのクリスマスの模様をリポートしてみます。

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ウィーン市庁舎のクリスマスマーケットを皮切りにホリデーシーズンの到来を告げるこの時期。

日本で放映されるクリスマスマーケットのニュースはだいたいここ、ウィーン市庁舎の映像です。

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荘厳な建造物が雰囲気満点。凄い迫力に圧倒されます。
まさかニュースでやってたあの場所に私も行くなんて。

市庁舎の中は更に凄かったです。
とにかく広場ごとにクリスマスマーケットを開催しているウィーンの街中ですが、
市庁舎のマーケットが規模・演出・出店全てにおいて抜きん出てる気がします。

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クリスマスにかける意気込みというか気合が当然ながら日本とは違う。

マーケットに訪れる人々は、まるで浅草浅草寺の初詣のようなテンションで、屋台で食べ物を買ったり、自宅用ツリーオーナメントを吟味したり、【パンチ酒】を飲んだり。日の暮れぬ頃からボチボチ呑んでる人も。

場所や店によって若干の差はあるものの、
パンチ酒はマグカップで飲みます。カップを返してもよし、お持ち帰りするもよし。
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昼間の最高気温が2℃程度の冬のウィーンでパンチ酒、ホットワインは日本に於ける(パンチの効いた)甘酒というところ。

とにかく寒い場所で暖かい果汁やスパイスの効いたワイン、ただ幸せです。みんなそんな感じでしょう。

楽しい屋台では見慣れぬ食べ物もたくさん。

私が感動したのは、大きなナンのようなものを揚げた、ガーリックの効いたこちら。
【ランゴス】というこれはお菓子??

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賑わいまくっている。飛ぶように売れる。
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やっと入手!!
揚げたてのランゴスはカリっとしながらもソフト、ガーリックが危険な美味しさ。
何かに似てる・・・何かに・・・と思ってたらアレでした

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ジャパニーズ駄菓子の【ポテトフライ】

味似てます。 間違いなくビールが合う。ビール持ってもう一回食べたいし
日本でも絶対流行ると思うので是非とも取り入れて欲しいものです。

ほかにも、どことなく見慣れたビジュアルの初めて見るお菓子。
ペンギン村っぽいけど...

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日本の屋台とはやっぱりちょっと違う。本質は一緒だけど。
カップケーキ屋台。

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ということで、行く先々で開催されていたクリスマスマーケット、写真におさめた限りをご紹介。

カールス教会前のクリスマスマーケット。

時間が早かったため、まだ人はまばら。

やっぱり夜、仕事帰りに煌くクリスマスマーケットに繰り出して、パンチ酒で一杯という感じだそうです。
仕事の後なんて楽しそう。

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広場によってお店の雰囲気もだいぶ変わります。
カールス教会の屋台は木を基調とした自然派。

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レトロなメリーゴーランドも。
子供を中央の乗り物然としたモチーフに乗せて、

外側の自転車を両親が漕ぐという完全にエコな仕様に痺れる。

それにしてもいい雰囲気。ヨーロッパだなあ。

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↓もみの木も普通に販売。 熊手とかみたいなものなのかな(いちいち日本と比較してしまう)。

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↓ミヒャエル広場の屋台はエレガント。売ってる商品は、どこも共通する雰囲気なのですが。

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とにかく皆さんたのしそう。サンタ帽も違和感無し。

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そしてそして!ウィーンの中心の中心、シュテファン寺院のクリスマスマーケットも華やか!

一番の観光地だけあって、行き交う人も多い。

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昼間と夜↑↓

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シュテファン寺院のクリスマスマーケットで私はパンチ酒をいただきました☆

美術史美術館前のクリスマスマーケットも、規模が大きくて楽しかったです。

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上からみるとこのような感じ!整然☆ 中央はマリア・テレジア像。
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思い出深いのは、ベルベデーレ美術館のクリスマスマーケット。
夜に訪れたので、きらきら煌くクリスマスマーケットを満喫しました。

宮殿もライトアップされて、本当にロマンティック。

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やがてつきも出た!満月!

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夜に浮かび上がるオーナメントが照らされる様も本当に美しい~

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夜のほうが買ってしまうな。。。

お子さんも楽しそうにお買い物。
店の人と奇跡のクリスマスカラー成立。

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案の定。私もクリスマスマーケットで買ってしまいました。
謎の陶器の人形ですが、なんか可愛くて。

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クリスマスマーケットそのものを眺めるのも楽しいし、掘り出し物を探すのもオススメですし、のんだくれるのもまた乙だと思います。子供からお年寄りまで、とにかく皆凄く楽しくクリスマスシーズンを思い思いに過ごしている印象です!


次回はホリデーシーズンのイルミネーションに煌くウィーンの街の様子です。

オーストリアの観光情報はこちらから。http://www.austria.info/jp

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93 映画『グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状』

『グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状』

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©Navigator Film 2014


オーストリアに行く事になってから、偶然にもオーストリア芸術関連の映画や美術展公開時期と重なり、レビューを書かせていただいたり取材させて貰える不思議なご縁に若干鳥肌が立つ思い。
オーストリアには生きているうちに観なければならない美がたくさんあるようです。

645年間君臨したハプスブルク家の歴代皇帝たちによる膨大な数の美術品を所蔵するウィーン美術史美術館。なかでもブリューゲル・コレクションは世界最多を誇る。創立120年の節目に敢行された改装工事に2年以上にわたり密着したカメラが捉えたのは、誰も見たことがない"美の裏側"だった。

"芸術の都"ウィーン
が誇る偉大なる美術館ウィーン美術史美術館に課せられた120年目の大いなるミッションとは?(引用)

泣く子も黙るウィーンの美術史美術館。
ハプスブルグ家の遺産と呼ばれるコレクションをはじめ
宝という宝、資料という資料が収蔵・保存・展示される、偉大なる美術館。 
大空間に荘厳な装飾が印象的な美術館内もオーストリアの歴史を感じるための重要な演出。
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©Navigator Film 2014

とんでもない量の貴重な作品の数々を未来に繋ぐため、沢山のプロが日々関わっている様子を映画では観る事ができます。
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©Navigator Film 2014

このような膨大なコレクションを「持っている」だけでもそれはそれは重圧が尋常じゃないことなのに「いい状態に修復」して「それを維持して保存し続ける」わけですよ。
テキスト打ってるだけでもぺったんこに押しつぶされそうな話です。
で、もちろん維持するには莫大なお金が必要なんですけど、その現実というのはこれまた相当にシビア。
維持するのは美術品だけじゃないわけです。
建造物、展示空間の維持、展示展覧会の企画、その他諸々。

「芸術にお金の話なんて野暮よ」なんていうのはそれこそ野暮というか...
これだけの規模の芸術の保護と維持を国家レベル世界レベルでどう考えるか。

これは

現実とロマンの調和のため、美術館の運営をシビアに考えるお金のチームと、理想を追求する芸術チーム
せめぎ合いしのぎを削る壮絶なる現場なのでございます。
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©Navigator Film 2014
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©Navigator Film 2014
見た目優雅ですが、生命線の確保ですもん全員プロで本気だし
ヒリつくような緊張感が全編通して張り詰めて、仕事人最高。
愛があるから頑張れるお仕事だと思います。

ミーティングの様子も度々あって、リアルだわ...
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©Navigator Film 2014
このような明快な登場人物一覧も。わかりやすい。
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©Navigator Film 2014
この図を観てから映画を観てもたのしいかも。
壮大すぎる改装工事、バックヤードの仕事、普段決してみる事の出来ない世界を垣間見れる、資料としても貴重な本作。
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©Navigator Film 2014
息を呑むような美術品も次々登場し、豪華です。
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そして映画公開にあわせてとっても豪華なイベントも。

ヒューマントラストシネマ有楽町にてトークイベントを開催!
日時:12月6日(火)18:40の回上映後
場所:ヒューマントラストシネマ有楽町
ゲスト:高橋明也(三菱一号館美術館長)×藤原えりみ(美術ジャーナリスト)
12/3(土)0:00よりオンライン予約、劇場窓口でも同日オープン時より予約が可能になります!
↓↓下記リンクよりどうぞ
http://www.ttcg.jp/human_yurakucho/
私もトークイベントを聴きに行きます★
普通にすっごく楽しみ・・・・・・・。


ということで、冬のはじまりは芸術のバックヤードに想いを馳せてみるのも素敵かも♪

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『グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状』

第64回ベルリン国際映画祭カルガリ賞受賞
オーストリアDiagonale 編集&撮影賞受賞
監督/脚本 ヨハネス・ホルツハウセン
11月26日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー!
公式HP
http://www.thegreatmuseum.jp/

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『装苑』2017年6月号、4月27日発売

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