もう来週末!公開の 映画『ブルーに生まれついて』。
私は50sのミュージックシーンに精通してないし、ジャズに向き合った時間が長いわけでもないのですが。
唯一の拾える点はブラバンで金管楽器だったことくらいか...(無理やり感)。
そんな私でも楽しみにしている映画が本作。
1950 年代のウエストコースト・ジャズシーンを代表するトランペッターにしてシンガーのチェット・ベイカー。
黒人アーティストが主流のモダン・ジャズ界において、
あのマイルス・デイヴィスをも凌ぐ人気を誇ると言われ、一斉を風靡。
甘いマスクとソフトな声で多くのファンを魅了したが、麻薬に身を滅ぼし過酷な日々を送っていた・・・。
一人の天才ミュージシャンの転落と苦悩を描くとともに、
ある一人の女性との出会いによって再生する姿を描いたラブストーリー。(引用)
若くしてスターダムに駆け上った天才は、利用して地獄に引きずり込もうって誘惑も物凄いのだろうなって思います。
早熟ゆえに苦労を知らないなら尚更、否定的な意見を言ってくれる存在がいたって聞く耳持てない時期なのに
善悪の判断や欲望に流されない強靭なメンタルなんて持ち合わせることが難しいんだろうな~~~
と老婆心が先立つ。
光が強いと落ちる影が濃いとはよく言ったもので。
©2015 BTB Blue Productions Ltd and BTBB Productions SPV Limited.ALL RIGHTS RESERVED.
ジェーンの献身的な支えも観てて泣ける。
本人の女優への夢もありながら、愛するパートナーの復活をひたすらに信じ、支える姿勢にも、心震えます。
まったく他人事じゃないよ!!!
©2015 BTB Blue Productions Ltd and BTBB Productions SPV Limited.ALL RIGHTS RESERVED.
才能溢れる天才が、どう転落し復活を遂げたか
それを支えた周囲の人間 本人の努力、周りの目。
©2015 BTB Blue Productions Ltd and BTBB Productions SPV Limited.ALL RIGHTS RESERVED.
女目線で充分に楽しめるし、わが振りまたはパートナーに対する姿勢も正す切っ掛けになるんじゃないかしら。
これは是非カップルでも 観て欲しい、
デートに無理やりでも組み込んで欲しい一本でございます。
最初はイーサンホーク主演か!という軽いイケメン目的でしたが、気づくとitunesでサントラとチェットベイカーの曲を視聴→お買い上げ。
歌も本当に素敵で泣いた。
わたくしごとですが二箇所ほど号泣ポイントもありまして。個人的には歌からペットのくだり。
音楽に感動して泣くって(映像もあいまってでしょうけど)、何十年ぶりでしょう。
イーサンホークも、お歳をかさねてシワも一杯になったんですが
今のほうが断然カッコイイ気がするのは。
冬のデートにオススメの一本です。
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出演:イーサン・ホーク カルメン・イジョゴ カラム・キース・レニー
監督・脚本:ロバート・バドロー("The Death of Chet Baker")<短編>
サウンドトラック:ワーナーミュージック・ジャパン 配給:ポニーキャニオン/宣伝:ミラクルヴォイス
2015年度作品/英語/カラー/アメリカ・カナダ・イギリス合作映画/上映時間:97分
原題:「BORN TO BE BLUE」
公式HP http://borntobeblue.jp/
11.26(土) Bunkamuraル・シネマ、角川シネマ新宿他にて全国ロードショー!