Blog

KITAJIKO

アーティスト

KITAJIKO

東京藝術大学デザイン科卒業後、7年間のデザイナーとしての企業勤務を経て、2010年、雑誌オフィシャルブロガー・イラストレーターとして活動開始。ファッション・アート・旅・グルメ・映画などに関するものについて独自の審美眼・観察眼でリポート。画業はアナログからデジタルまで対応。個展やコラボレーションなどで活動中。

Paris et moi #9 ロダン美術館とサンシュルピス教会

ランチ後、腹ごなしに徒歩でロダン美術館へ。

晩年のロダンが暮らした住居兼アトリエの「ビロン館」が美術館となり、ロダンの作品、ロダンが収集した美術品、および弟子・カミーユ・クローデルの作品を多数展示。

paris_rodin_etc_14.jpg

ロダン先生。

paris_rodin_etc_08.jpg

邸宅ということもあり、スペースに対して凄いボリュームの展示。彫刻ファンには特にたまらないのでは。

これだけの彫刻に次ぐ彫刻の展示ってなかなか無いので、圧巻です。

paris_rodin_etc_01.jpg

paris_rodin_etc_02.jpg

paris_rodin_etc_03.jpg

最高峰の美術を、こんな間近で自由に鑑賞できて、写真におさめることが出来る
日本では一部撮影を許可するようになってはきたものの、諸事情あるのでしょうが、まず考えられない自由な鑑賞スタイルに感慨深く廻らせていただきました。

空間をまるごと堪能させていただけるっていいなー!
にわかですが美術を志して20年、こんなパリの当たり前が尽く衝撃的なのであります。

コレクションのゴッホの真筆も普通に至近距離で展示。 この惜しげも無さすっごいな...

paris_rodin_etc_13.jpg

ロダン美術館は庭園もすばらしく、徹底的に美しく整備された植物とロダンのブロンズ作品が超優美に配置されています。

paris_rodin_etc_04.jpg

庭園だけでも1€で入れます!!! 
時間があったら座ってボーっと庭眺めるとかしたいようないい庭です。
1€でこの庭だなんてかえって申し訳ないくらいの場所ですよ...

paris_rodin_etc_05.jpg

上野の国立西洋美術館にもオリジナルと呼ばれる世界に6体ある【地獄の門】
ロダンの作品は12点まで鋳造できるとフランス政府により決められているそうで(有名すぎる故決まりは無視で世界中で複製されまくっていますが、名作の運命とも...。)、
上野にあるものもいわゆる本物「オリジナル」となります。

paris_rodin_etc_06.jpg

私は【地獄の門】が好きすぎてマグネットを買ったりしてましたが...蛇足。

"オリジナル"を鋳造するにも、その原型が必要なわけですが「地獄の門」の石膏原型はオルセー美術館にあるそうです。
またパリに行く機会があったら、心ゆくまで美術館も観たいな~。

paris_rodin_etc_09.jpg

paris_rodin_etc_10.jpg


借景はエッフェルという意味深な構図。

paris_rodin_etc_11.jpg

かの有名なバルザック先生も。 借景がアンヴァリッドっていう。

paris_rodin_etc_07.jpg

パリの美術館や建造物は、一箇所でも頭が処理しきれない豪華内容なので
一日で数件ハシゴというのは無茶かもしれない・・・と過ぎりました。
アートを堪能したい人の鑑賞計画は余裕をもってが得策かも♪


ロダン美術館を後にして、兼ねてより訪れてみたかったサンシュルピス教会まで徒歩で。

paris_rodin_etc_16.jpg

地図的にはこのような。徒歩圏内に見所が一杯です。
paris_rodin_etc_24.jpg

サンシュルピス教会っていったらダヴィンチコードのあそこでしょ!
ということで、過密スケジュールにどうにか差し込んでいただき感謝です。

でもね、私教会初めてはいるんです。趣味は神社仏閣巡りですが、密かに初教会で、緊張しておりました。

リュクサンブール公園の噴水もなんか もの凄いテンションの彫刻だし・・・

paris_rodin_etc_15.jpg

おおきい・・・ 口ポカーン

paris_rodin_etc_25.jpg

一歩足を踏み込んだら、なんと言葉にしてよいか分からない空間でした。

これが荘厳ってことなのかしら。

高い高い天井、どうしてこんな高い天井の建物を人間が建てられるんだ。
paris_rodin_etc_19.jpg

望遠鏡とかで見ないと確認できないような遠くの細部にまで抜かりなく施された装飾。
立体的で超細密な装飾の集合体の集合体の集合体。

信仰や権力権威を造形に落とし込むというのはこういうことなんだ~とおもうと気が遠くなる。
重機やコンクリートもない時代に、なんちゅープロジェクトやってるの、昔の人・・・

などと思いながら、
ヨーロッパにいつか行ったら
彫刻や絵は空間を構成する要素のひとつでありメインではないっていうすごい建造物が観たい
と思っていたので大変興奮しておりました。

色々なテーマが集約されて調和して当時の設計のひと、天才すぎる。

paris_rodin_etc_18.jpg

paris_rodin_etc_20.jpg

この旅ですっかり味をしめたiphoneパノラマ芸で。
パリはパノラマ撮影しなければいけない景色が多い。

paris_rodin_etc_21.jpg

↓映画のオベリスクも発見!
おお・・・

paris_rodin_etc_17.jpg

知恵熱がでるんじゃないかと思うような空間に触れ、変なテンションで教会を後にし


程近くにあるサン・ジェルマン・デ・プレ教会にも足を運びました。
こちらでは教会内でミサが行われていて、撮影はしませんでしたが見事なステンドグラスに酔いしれてきました。

paris_rodin_etc_23.jpg

この明るさで夕方6時過ぎでした~ 8時くらいまで明るいの本当だったんだ...と地味に感動致しました。

-----------

パリの観光情報はこちらから。http://ja.parisinfo.com/

-----------
KITAJIKO SNS

website / facebook / twitter / instagram

Paris et moi #8 パリならではの正統派ビストロ[オー・プティ・トノー]

初日午前中から大満足の2CVツアーの後、パリ初グルメ。

パリの正統派ビストロ Au Petit Tonneau(オー・プティ・トノー)へ。

au_petit_tonneau_00.jpg

ビジュアル的にも正統派! 私の妄想してたパリが次々に目の前に現れて変な気持ち。しかしかわいい。

パリの建物のポイントは床タイルではないのかしら。詳しい知識は無いけれど、どこにいっても床が凝っているような気がする。

au_petit_tonneau_04.jpg

アイコニックな大振りな赤のギンガムチェックが、真上から写真を撮らないといけないくらいかわいい。
こりゃ小花とともに幸せ感を増幅する演出装置だな、と推測してみたり。

au_petit_tonneau_05.jpg

マダムがお店やメニューの説明。
ご一緒していた皆さんが「旬のアスパラでしょ!」と言ってくださってアスパラ料理を軸にコース構成。

au_petit_tonneau_13.jpg

わたし、今回の旅が凄く有意義だなと思ったのは、一緒に旅をしたこのお二人(左のウェブクリエイターのほんまちゃんと、右のフードジャーナリストの里井さん)の専門性に触れたこと。
特に食事に際して、パリと美食は切っても切れない重要なテーマであり旅のメインを張る目的。

ほんまちゃんのワインの選び方や料理の好奇心一杯の楽しみ方・写真の撮り方には大変勉強になるポイントが多かったし、里井さんの知識と強靭な胃袋とジャーナリストとして食を伝える姿勢が素晴らしい。
本当にこの年になって初めて知ることだらけだし、たくさん真似させて貰いました^^

au_petit_tonneau_14.jpg

↑アテンドして下さった増田さんも含めると知識の泉。

対して私は「おいしいなあ!」とか「本物だ!」とか「パリのおじさんはやけにカッコいいなあ!」
とかしか言ってないんですけど...専門性......。。。

というわけで、背伸びせず自分なりにパリの美食と対峙した記録を記そうと思っています。ヨロシク


そして料理が次々にテーブルへ。

とにかく絵になるわけです。 野菜が美味しい!パンもワインもハム系も美味しい!!

au_petit_tonneau_07.jpg

ワインの美味しさは、ロケーションと合わせる料理に左右されるのかしら、と思う程昼から進む。

↓左上がきのこのソテーかな。素材の味が濃厚。バターの罪な美味しさは今回の滞在を通して虜。
右上はクリーム煮のような名前失念しました(汗)ため息がでるようなたまねぎの甘さ。
au_petit_tonneau_09.jpg

左下は白アスパラ。右もアスパラとトリュフの料理。アスパラって本当にステキですね。
春を味わう感が、日本でいう初物のたけのこの歓びに似てるかなー。

au_petit_tonneau_08.jpg

お肉も。
au_petit_tonneau_06.jpg

お肉に伴ってワインもね。 このワインの進みかた、美味しくて初日の昼間からお酒が進み過ぎて
「ダメだ、これでは明日に響く!」
となんとか理性を保つのに必死。(この日の夜にさっそく響いて反省。)

au_petit_tonneau_01.jpg

でも 美味しいんだもんしょうがない。

そしたら来ました。美味しそうな子達が。 別のスイッチが入りますよね。
あ~この瞬間に戻りたい。

au_petit_tonneau_11.jpg

↓ちなみにパリの甘味の大きさの洗礼、予想以上でビックリでした。↓

au_petit_tonneau_10.jpg

今回の旅では、「パリに行ったら、あのパンもあのお菓子も買って、部屋で食べようかな♪」などと考えておりましたが
余所見をする余裕がないくらい、食事の存在感が絶大でした。味・ビジュアル・量全部ね。

本当に美味しかったので、またプティ・トノーを訪れたいなーと思います!

Au Petit Tonneau(オー・プティ・トノー)
WEBSITE HPで日本語も利用できます。

-----------

パリの観光情報はこちらから。http://ja.parisinfo.com/

-----------
KITAJIKO SNS

website / facebook / twitter / instagram

Paris et moi #7 ジャン・パトゥ ブティックとアトリエへ。パリで名香に触れる

パリブログも7投目ですが まだ折り返していません...

今回は、ジャン・パトゥのブティックとアトリエを訪問させていただき お話を伺いました。

jeanpatou01.jpg
ジャン・パトゥといったら名香【JOY】【1000】といった高嶺の花。

インターネットの走りの時期(恐らく20年近く前)に、
デパートでムエット持ち帰って、ジャン・パトゥ愛用者のレビューを熟読して妄想するっていう。
蒲焼の香りでご飯を食べるような過酷なイメージトレーニングをした 若き日々の思い出が蘇るわけなんです(恥)。
jeanpatou17.jpg
なんかね、、ジャン・パトゥの香水の愛好家は、他の香りのマニアにはない凄みのあるレビューばっかりだったんですよね。
当時情報なんて皆無の片田舎の小娘だったので、酒や香りを何かに例えたり感情に絡めて大人っぽい比喩したりする機会もあるわけなく刺激的だったんでしょうね。
そういった多感な時期の興味っていうのは一生引きずりますね!!しょうがない!

というわけで、前置きがめちゃ長くなりましたが、ジャン・パトゥブティックです。

ブティックで迎えてくださったマダム。よろしくお願い致します。
jeanpatou02.jpg

こちらのマダムにジャン・パトゥの歴史や香りについての詳しい解説を伺ったのですが
とってもステキだったのでスケッチ。

白シャツに黒スカートという接客するのでベーシックかつビジネスライクな組み合わせにも関わらず、随所に技が光ってました。

白ブラウスも、ブランドは分からなかったのですが、シルエット・縫製・質感・デザインいいかんじ。

スカートも、ややバルーンなラインで、スレンダーなマダムの体に丸みを与え女性的に演出してて
自分のことを知り尽くしてるってかんじ。

jp_illust01_640.jpg

パンプスも8センチ超えで気合ベースの高さを感じます。

マダムの解説はジャン・パトゥの写真集をみながら。

jeanpatou03.jpg

ジャン・パトゥ氏はどうやら相当なイケメンでプレイボーイだった為女性の美しさを知り尽くしており、ファッションでも香水でもその才能を遺憾なく発揮した方のようです。

確かに。

jeanpatou06.jpg

ジャン・パトゥ略歴

1888年、フランス、ノルマンディー出身。皮革商の息子として生まれる。
1910年、パリに渡り、自分で毛皮とドレスを扱う小さな婦人服店「パリ」開店
12年に、紳士服部門を設立
1919年、クチュールメゾン、「ジャン パトゥ」をオープン。数々の流行を生み出す
1930年に発表されたの香水「JOY」は「香水の女王」と言われるメゾンを代表する名香となる

1936年、49歳の若さで死去。

というように多彩なお方だったのであります。

jeanpatou07.jpg

メゾンの歴史、香水のラインナップについての解説も。
四人の女性をイメージした香水とか、コンセプトがさすが。

完全フルオーダーのパーソナルな香りも、作成しております。
ぜ 贅沢だなー!
こちらがレザー仕様の専用ボックス。
時間をかけて贅沢な素材を惜しげもなく使って自分の為だけに調香された香水...言葉にならないです。

jeanpatou08.jpg

マダムの解説のあと、隣にあるジャン・パトゥアトリエへ。
専属調香師、トーマス・フォンテーヌ氏にお話を伺います。

はじめて調香師という職業のひとに会った... しかもジャン・パトゥのトーマス・フォンテーヌ氏って...

jeanpatou12.jpg

なんというか、イメージどおりの人が登場。

この方、「JOY FOREVER」という新作香水を作成され
ジャン・パトゥが誕生して100年目の2013年に発売、日本でも翌、2014年に販売になりました。

o_25380.jpg

元祖JOYより、かなり現代的で爽やかな女性像という感じで、暖かくなってくるこれからの季節にもよさそう。

香水にも使用されているローズとジャスミンの香料を試させてもらったり。

めっちゃキレイなひとだった~(主旨ちがう)

jeanpatou11.jpg

ジャスミンは「これこれ。」っていうジャスミンらしい香りだったのだけど、ローズはビックリするほど意外な香りだったのが印象的。

↓因みに、ムエットの試しかた。 縦はよろしくないんだ...

jp_illust02_640.jpg

とても気さくに質問にも応じてくださり、日本にも理解があって、興味深いお話が沢山聞けて
大変有意義な時間を過ごす事ができました。
貴重すぎる...感謝です。

jeanpatou16.jpg

ブティックに戻った我々に、マダムから香水のプレゼントも。

jeanpatou10.jpg

もう1回香りを確認。

jeanpatou13.jpg

私は密かに憧れていた「1000」をリクエスト。わー♪
jeanpatou115.jpg

Jean Patou FBpage

-----------

パリの観光情報はこちらから。http://ja.parisinfo.com/

-----------
KITAJIKO SNS

website / facebook / twitter / instagram

1/3 1 2 3 3

MAGAZINE

『装苑』2017年12月号、10月28日発売

calendar

-event -promotion -exhibition

Page Top