ランチ後、腹ごなしに徒歩でロダン美術館へ。
晩年のロダンが暮らした住居兼アトリエの「ビロン館」が美術館となり、ロダンの作品、ロダンが収集した美術品、および弟子・カミーユ・クローデルの作品を多数展示。
ロダン先生。
邸宅ということもあり、スペースに対して凄いボリュームの展示。彫刻ファンには特にたまらないのでは。
これだけの彫刻に次ぐ彫刻の展示ってなかなか無いので、圧巻です。
最高峰の美術を、こんな間近で自由に鑑賞できて、写真におさめることが出来る
日本では一部撮影を許可するようになってはきたものの、諸事情あるのでしょうが、まず考えられない自由な鑑賞スタイルに感慨深く廻らせていただきました。
空間をまるごと堪能させていただけるっていいなー!
にわかですが美術を志して20年、こんなパリの当たり前が尽く衝撃的なのであります。
コレクションのゴッホの真筆も普通に至近距離で展示。 この惜しげも無さすっごいな...
ロダン美術館は庭園もすばらしく、徹底的に美しく整備された植物とロダンのブロンズ作品が超優美に配置されています。
庭園だけでも1€で入れます!!!
時間があったら座ってボーっと庭眺めるとかしたいようないい庭です。
1€でこの庭だなんてかえって申し訳ないくらいの場所ですよ...
上野の国立西洋美術館にもオリジナルと呼ばれる世界に6体ある【地獄の門】 。
ロダンの作品は12点まで鋳造できるとフランス政府により決められているそうで(有名すぎる故決まりは無視で世界中で複製されまくっていますが、名作の運命とも...。)、
上野にあるものもいわゆる本物「オリジナル」となります。
私は【地獄の門】が好きすぎてマグネットを買ったりしてましたが...蛇足。
"オリジナル"を鋳造するにも、その原型が必要なわけですが「地獄の門」の石膏原型はオルセー美術館にあるそうです。
またパリに行く機会があったら、心ゆくまで美術館も観たいな~。
↓借景はエッフェルという意味深な構図。
かの有名なバルザック先生も。 借景がアンヴァリッドっていう。
パリの美術館や建造物は、一箇所でも頭が処理しきれない豪華内容なので
一日で数件ハシゴというのは無茶かもしれない・・・と過ぎりました。
アートを堪能したい人の鑑賞計画は余裕をもってが得策かも♪
ロダン美術館を後にして、兼ねてより訪れてみたかったサンシュルピス教会まで徒歩で。
地図的にはこのような。徒歩圏内に見所が一杯です。
サンシュルピス教会っていったらダヴィンチコードのあそこでしょ!
ということで、過密スケジュールにどうにか差し込んでいただき感謝です。
でもね、私教会初めてはいるんです。趣味は神社仏閣巡りですが、密かに初教会で、緊張しておりました。
リュクサンブール公園の噴水もなんか もの凄いテンションの彫刻だし・・・
おおきい・・・ 口ポカーン
一歩足を踏み込んだら、なんと言葉にしてよいか分からない空間でした。
これが荘厳ってことなのかしら。
高い高い天井、どうしてこんな高い天井の建物を人間が建てられるんだ。
望遠鏡とかで見ないと確認できないような遠くの細部にまで抜かりなく施された装飾。
立体的で超細密な装飾の集合体の集合体の集合体。
信仰や権力権威を造形に落とし込むというのはこういうことなんだ~とおもうと気が遠くなる。
重機やコンクリートもない時代に、なんちゅープロジェクトやってるの、昔の人・・・
などと思いながら、
ヨーロッパにいつか行ったら
彫刻や絵は空間を構成する要素のひとつでありメインではないっていうすごい建造物が観たい
と思っていたので大変興奮しておりました。
色々なテーマが集約されて調和して当時の設計のひと、天才すぎる。
この旅ですっかり味をしめたiphoneパノラマ芸で。
パリはパノラマ撮影しなければいけない景色が多い。
↓映画のオベリスクも発見!
おお・・・
知恵熱がでるんじゃないかと思うような空間に触れ、変なテンションで教会を後にし
程近くにあるサン・ジェルマン・デ・プレ教会にも足を運びました。
こちらでは教会内でミサが行われていて、撮影はしませんでしたが見事なステンドグラスに酔いしれてきました。
この明るさで夕方6時過ぎでした~ 8時くらいまで明るいの本当だったんだ...と地味に感動致しました。
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