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D[diː]

アーティスト

D[diː]

2000年、多摩美術大学在学中に『ファンタスティック・サイレント』でデビュー。その後も『キぐるみ』で「ノベルコミック」という文学スタイルを生み出す。シニカルかつ繊細な世界感の作品を精力的に創作し続け、定期的にエキシビションも開催している。小説、イラスト、ファッション、ラジオパーソナリティ など多分野をまたに活躍している。

作品たちについて1

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さて、今週も現在、TAVギャラリーにて開催中のD[di:]個展「THE DOOR 自分回帰 」について。会期が少し伸びることになりました。12月4日(日)までとなります。今週は、11月25日の16時〜、11月26日の夕方あたりに在廊していようかと思っています。詳しいD[di:]の在廊日時については、Twitter(deethful_D)または、Instagram(deeth)をご覧ください。

4D39F0CD-0BA3-469C-B00A-72E91410F0CB.jpg ちなみに、ウェブマガジンQeticに、今回の個展についてのディープなインタビュー記事が載っています。来年で活動20周年のD[di:]インタビュー、こちらも、ぜひご覧ください。

http://www.qetic.jp/art-culture/deeth-pickup-2/221683/

そして、今回は、なんとなく丁寧にやりたくて。ひとつひとつの作品について書きたいと思います。会場にも手書きで解説を残していますが、期間中、これそうな方はここで予習してからいらしてきてくれたら、楽しく見てもらえるかも。

3B1F5854-43B5-4674-9376-112F9524605A.jpg THE. DOOR. No.1 / beginning

729C99F3-D9D9-4184-B499-D20FA7FC7661.jpg THE. DOOR. No.2 / beginning

F8BB2AF9-91EE-4B0C-842B-C0F717DBCCDB.jpgTHE. DOOR. No.3 / beginning

THE DOOR series

今展のステイトメントにもあるとおり、私は "過去、現在、未来、全てが収められている世界"にコンタクトすることにより、そこからイメージをひっぱり出して作品におとしこんでいる。そのひっぱりだすためのドアは、つねに産まれては消え、流動的に形を成す。また、そのドアの形や大きさも多種多様で、形さえないものもある。このシリーズは、今の私に「見えている」ドアのはじめのものである。形成過程のように、1、2、3と便宜的に表しているが、じつはどれもが完成されたドアであり、未完成でもある。

A31281F4-4B97-4C4B-BB63-ED6982F37F03.jpg つねにこれらのドアのは、作られていて、壊れて、また新しいドアへと形を変えていくのである。

アーティストとして今世で作品を作る人のほとんどが、意識的か無意識かは別として、このドアにアクセスする能力を持っていると思う。

このシリーズは、ハーモニックオルゴナイトペイントで制作しました。

675E6FF1-3160-498E-B639-94EBB1B0C0BE.jpg 今展のために、とある廃墟でプロモーションビデオを撮影したのだが、正直、奥に行けば行くほど、禍々しく、長時間決して居たくない場所だった。が、自分のこの作品たちを設置しておいた場所は氣の澱みがずいぶん軽減されたのを身をもって感じる機会となった。私の作品の前に立ったときに、何かスーッとする感じがしたり、気持ちや体が軽くなるような効果がみられたのなら、残念ながら、あなたも敏感な性質で、いわゆる第六感(シックスセンス)、霊感があるか、これから花ひらくのかもしれません。

A591B04B-F436-4FB3-A57B-45B9204853F3.jpg 平行世界群1

この世にはとんでもない数の平行世界、いわゆるパラレルワールドが存在しています。

このパラレルワールドを別の言葉で言い換えると「可能性」とすればSFやファンタジー用語としてだけではなく、実際に理解しやすいかもしれません。

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それは、泡のようにブクブクとたくさんできては、パチンと消える、残る泡もある、それが可能性でありパラレルワールドです。私たちは、たくさんの可能性を一瞬一瞬で取捨選択し、いろんな方向に進んでいっているのです。私のイメージの中ではこのパラレルワールドはチューブ状になっていて、そのなかでいろいろなドラマが起こり、時間軸を進んでいっています。例えば、今の自分はにっちもさっちもいかない状態だけど、他のチューブ上では、とんでもなく恵まれた(またはもっとドン底)環境にすすんでいる自分もいるはずです。すべては、自分が選択した一瞬で世界が変わって行くのです。この作品では、そのチューブ状のパラレルワールドチューブが並んでいる様を描いていますが、これを1単位としてさらに広げて積み重ねていったらこの世界の平行世界のマップになるというイメージで、この作品は断片なのです。これは曼荼羅の要素でもあると思っています。

F0871B8E-97A4-4678-9CCB-A2DCF542ABB6.jpg 以上の解説は、ギャラリーに設置してるこちらの場所に、手書き文字でながなが綴ってもおります。

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会期:2016年11月11日 (金) 〜12月4日 (日)

場所:TAV GALLERY

住所:東京都杉並区阿佐谷北1-31-2 Tel:03-3330-6881

営業時間:13:00 - 20:00

定休日:水曜日・木曜日

オフィシャルサイト:http://tavgallery.com/

来週は、残りの作品について解説していきたいとおもいます

D[di:]個展レセプションパーティー

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D[di:]個展、始まりましたー!そんでもって、11月14日は、ウルトラスーパームーンの夜、あいにくの雨で月は見れませんでしたが、レセプションパーティーを開催。D[di:]アーティストトークにて、生作品解説をさせていただきました w

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この日の模様は、15日のオンザプラネットでも流させていただきましたが、遠くからリスナーさんたちがきてくれて、インタビューにも答えてもらってます。radikoのライムフリーで、D[di:]アーティストトークの一部と共に聴けるのでこれなかった方も聞いてみてね!

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よくあるD[di:]の間違い表記について語ってるところ

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DB47B9DC-EEB9-48F5-8A3B-5D6C288A0235.jpgみなさん、神妙なカオでご静聴いただいていました。

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06327BE0-6079-4B2A-94DD-54B2239C6795.jpg作品展示の他に、今回は絶滅危惧種動物をテーマにしたヤマザクラとのコラボレーションプロダクトも展示販売しております。ぜひ手にとってみてみてください。

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みなさん、冷たい雨のお足元の悪い中見にきてくれてありがとうございましたー!!

ひきつづき、個展準備とステイトメント

S__3907587.jpg先々週に酷い風邪をひいてから、体がおもうように動かないですが、そんなこと言ってる場合じゃない。てなわけで、ついに、今週の金曜日1111日より2016年のD[di:]個展がはじまりますー(ひーまじかー)

ちなみに、手違いで(爆)レセプションは1114日の午後18時からです。。。初日ではないのでご注意を。ただし、初日、お昼には在廊している予定です。取材が入っていて撮影してるので。

D[di:]がなんでD[di:]になってしまったのかなど諸々を語ろうかと思っているアーティストトークは18:30から30分程度を予定しています。確実な在廊日はこの日になります。

あとはtwitterInstagramで順次載せていくかもですが、わりに不定期ですね。。仕事もあるので。。。

で、今週は、D[di:]個展「The DOOR 自分回帰/THE LETTER from the future, past, somewhere」のステイトメントについて。

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ステイトメントとは、いわば、アーティストが、どうして個展を開くに至ったか、そしてどういう趣旨で、またどういう想いで、発表することにしたのかを宣誓することです。

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私の絵はわりに細かいのと多レイヤーで構成されているので、まあ制作に時間がかかるっちゃかかるんですが、

じつは、このステイトメントをどうするかが一番、悩んで、そして、時間がかかるんです。

これを書くにあたり、いろいろ文献を調べたり、自分の哲学を構築するので。

私はアートとは、視覚化された哲学だと思っています。それを作品で伝えるのはもちろんですが、文字にしても残すのがアーティストの使命でもあります。

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The DOOR 自分回帰ーTHE LETTER from the future, past, somewhereーエキシビション ステイトメント by D[di:]

どうして、そんな名前にしたんですか? Dってなに? 本名は?

本当はどこの国の人なんですか? Dの後ろについている[di:]、表記が面倒くさいんですが、略しちゃっていいですか?

わたしが、この名義で作品制作をし始めてからずっと質問され続けてきた。

検索しづらく認識もしづらい。わたしの作品を見たことがあったとしても、たいていの人は、わたしの名前を正確に覚えていない。正確に表記できる人は、現状、ほんの一握り。メールや荷物の宛名は、たいてい間違って送られてくる。

でも、正直言って、目論見通り。それでいいのである。

D[di:]Dという文字、日本語でもなく、アルファベット、それと発音記号。

そもそもは、友人から呼ばれていたアダ名の一文字からとったものであった。

それも、その名の頭文字ではなく、4番目という中途半端なところに位置する文字。

では、なぜその一文字を選んだのか。

「ブッダは一言も言わないで説教したと言われる。一輪の花を聴衆に差し出しただけであった。『拈華微笑(ねんげみしょう)』である。パターンの言語、花の沈黙せる言語による説教であった。...おそらく拈華微笑で伝えんとしたことは、あらゆる生命の形態に関する真実を、花の生きたパターンがいかにうつしだしているかということに相違ない」

--ジョージ・ドーチ著 「デザインの自然学/自然・芸術・建築におけるプロポーション」、第1章 植物におけるディーナジーより

つまるところ、ブッダは一輪の花の形態のなかに、曼荼羅、悟りが、万物に通ずる宇宙の相似系の地図が内包されているとして、拈華微笑という所作をした。

わたしが、連続し密集した草花というモチーフをつかって制作するのは、この花や植物の黄金律からなる形態を一つのセル(細胞)にみたて、さまざまな象徴的な形を模して、その画面上を構成するうえで、ハーモニーが奏でられているかどうかをたよりに、わたしなりの曼荼羅を繰り返し組み立てているのである。

シュタイナーが提唱したアカシックレコード(宇宙に存在する全ての意識の集合体。過去、現在、未来が記録されている巨大な記憶層)は、科学的な根拠はないとはいえ、世界中に存在するさまざまな宗教のなかで、悟り、涅槃、中道、共有感、天国、地獄、などといった表記は違えど、共通するキーワードが幾度となく現れていることを加味すると、物理的にではなく、たとえ人々の想念上だけであっても、存在するに違いないと思う。

わたしたち、アーティストが創作するということは、そこから、糸のように事象をたぐりよせ、残り香をかぎながら、ヴィジョンやメロディや物語におとしこみ、自分なりのハーモニーを奏でることなのではないかと思う。それを、人はインスピレーションが降りてくるとか、霊感と呼ぶのだ。

わたしが自らをD[di:]と称したのは、一つは、そういった世界への扉DOORとなるためだった。

わたしという個人は取っ払われ、記号、装置となった。

ゆえに、わたしはD[di:]なのである。

そもそも、名前とはなんなのか。文字とはなんなのか。

言霊という言葉があるように、われわれは名前によって必然的に喚起されてしまう性別や、国籍や、意味に縛られてしまう。

今では判読できない、言語体系が解読されていない、何がいいたいのか皆目分からない、そんな言語が、世界中の随所に残されている。終わってしまった文明の、忘れられた知識、歴史、コミュニュケーションツール。

今、わたしたちが生きている確かな痕跡を、どこまで残せるのか。1000年後2000年後のことは誰にも分からない。現在使われている文字だって、紙や石碑に書かれた、ただの模様にしか見えなくなる可能性は過去の遺跡や遺物をみても明らかである。AIがいくら発達したとて、それが搭載されたマシンが起動できなければ、それを動かす動力源がなければ、記憶や知識もろとも、ただの物体と化してしまう。現在のテクノロジーが絶対などとは考え難い。

今回の展示では、そういった、失われた言葉、ドアそのもの、わたしが想うドアの向こう側に焦点を当ててみた。

現在の文明にまるで予備知識がなく、地球に初めておりたった異星からの生命体になった気分で、作品の前に立ってもらえたら面白いと思う。

長いですねーそして、よくわからん!と思った方もいるかも。。。なので、わからんけど、気になる!って思ってくれた方、個展見に来てください。きっと、絵の前にたったら、感じてもらえるかもしれない。そして、あーなんとなくわかるーって思ってもらえるかもしれない。

てなわけで、おまちしておりまーす

The DOOR 自分回帰/THE LETTER from the future, past, somewhere

会期:20161111 () 1129 ()

場所:TAV GALLERY

住所:東京都杉並区阿佐谷北1-31-2 Tel03-3330-6881

営業時間:13:00 - 20:00

定休日:水曜日・木曜日

オフィシャルサイト:http://tavgallery.com/

★レセプションは、1114日(月)18時~2030

アーティストトーク1830から19時の30分です

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『装苑』2017年4月号、2月28日発売

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