ピラティス仲間の建築家のクニちゃんに誘われて、10月7日から新宿バルト9で始まった、今年で13周年を迎える『ラテン ビート フィルムフェスティバル』に行ってきましたー
で、今回みた作品は、クニちゃんのお友達で、このフィルムフェスのオーガナイザーでプロデューサーのアルベルトさんイチオシ!の一本。「The olive Tree」スペイン語名は「El Olivo」
ストーリー)養鶏場で働く20歳のアルマ。12年前、オリーブ畑にあった樹齢2000年の大木を、父親が金の為に売り飛ばしてしまったことをきっかけに、大好きな祖父が心を閉ざし、話すことも食べることもやめてしまった。祖父の心を取り戻したい一心で、アルマはオリーブの樹を、無計画で無茶なのは分かっていながらも、叔父と友人たちを巻き込んでオリーブの樹奪還の旅に出るが...。
って話なんだけど、シリアスかと思いきや、そこかしこに笑いや、老人と孫の心温りまくりシーン、それにEUにおける社会情勢や問題もうまーく散りばめられてて、画も綺麗だし、微妙にダサいファッションもリアルだし、非常にバランスがよい上に、気持ちのいい涙ポロリ。至極の一本でした。
いわゆる実話をモチーフに的な話なのかな~と思いきや、完全なフィクション。スペイン、バブル期に、高樹齢のオリーブの樹が売られてしまうなんてことがあり、それが汚職につながっていたなんて事件があったそうで、それがヒントにもなっているんだって。ちなみに、脚本は、監督の夫であるポール・ラバティでケン・ローチ監督の脚本でも知られる方なんだそう。
上映後には、この映画の監督であるイシアル・ボジャインさんのトークショーが!スペインでは、かなりの大監督さんらしいです。
トークのなかで印象的だった、お話。
キャストについて。この、少女アルマ、めっちゃ物言わずにガンガン語る系の瞳の持ち主なんだけど、彼女はスペインでは、ドラマ、映画と活躍中だそうで、演技に優しさと暴力性を兼ね備えた存在であったので、起用したそう。そう、まさに、この少女の持ち味は、ピュアすぎて明後日の方向に向かっちゃいそうな危うさと暴力性と優しさでさー。まじで、こころ揺さぶられるチャーミングさっした。
そんなアルマの大好きなおじいちゃん役は、なんと本物の農夫の田舎のおじいちゃんなんだって!つうか、普通に演技がうますぎなんですけど!!普通の俳優さんを起用することも考えたが、やはり手が農夫として働いてきた者の手ではないので、本物の農夫のおじいさんを起用したかったんだそう。そう、ごつごつした手(ナウシカでいうところの、「働き者の美しい手」)に、幼き孫娘がマニキュアをするシーンがあるんだけど、このゴツゴツ感があるからこそのシーンてかんじだったもんなー
右から、アルベルトさん、クニちゃん、イシアル・ボジャイン監督と4人でパチリ!
ほんとに素敵な一本だった!
ちなみにこのラテンビートフィルムフェスティバルは、10月14日→10月16日も新宿バルト9でやっております。そのあとは、大阪 梅田、横浜と移動して開催予定だそう。
しかし、この映画「El OLIVO」は、ここまで紹介しておいてなんですが、すでに上映が終わってしまっているので、どこかで見つけたら見てくださいー泣!おすすめです。どこかの映画館でやればいいのになー。
ラテンの映画、クセになりそうですw