装苑ONLINEのブロガーとしてもおなじみのデザイナー、大谷有紀さん。ファッションブランド「Ki Noe」やイラストをはじめ、彼女の作品は女の子がきゅんと心ときめくようなガーリーな作風でありながら芯が通っているところが魅力的。その傍ら、雑誌『VACANCES』の編集長兼アートディレクターを務め、新しいもの・ことを見つけるアンテナも敏感で、身につけるものもとってもおしゃれ。そんな彼女がこだわっているものの一つがネイル。自らのイラストや古いデザイン書をインスピレーション源に、「coco Room」のネイリスト、瑚々乃梨さんと一緒に作り上げていく。このページでは、ネイルアートとイメージソースとなったビジュアルを公開。指先で楽しむ小さなアート作品として、参考にもなるはず!
今回は、発売中の『装苑』3月号で大谷さんがアートディレクション&スタイリングを行なった、p48-49「大谷有紀さんがスタイリングする 重ねづけで楽しむゴールドとシルバー」と連動。ブログやインスタグラムで重ねづけのテクニックやアイディアを発信するなど、日常的にアクセサリーを楽しむ彼女に、ゴールドとシルバーそれぞれのスタイリングを提案してもらっている。重ねづけはバランスが難しいけれど、そのヒントを得て試してみたら、身にまとったときの高揚感が格段にアップするはず。ここでは番外編として、ネイル×アクセサリーのスタイリングのコツも合わせて伝授してもらおう!
ネイルアートにときめく瞬間は、ベースになるカラーや柄、イラストなどたくさんの要素があるけれど、すてきなパーツを見つけたときもきっとその理由の一つになるはず。今回のネイルアートのインスピレーション源になったのは、大谷さんが出会った、赤い果実のような魅惑的なストーン。黒のスタッズをスパイスとして添えるだけで、あくまでも主役を大事にして。

大谷有紀 Yuki Ootani
デザイナー。1981年福井県生まれ。2007年東京藝術大学院デザイン科修士課程修了後、株式会社資生堂宣伝部入社。在学中よりデザインユニット2eとして活動し、著書に「ペーパー・シンドローム」(ピエ・ブックス)も発表。2010年に自身の服ブランド「Ki Noe」をスタート。2016年よりフリーランスのデザイナーとして活動を始める。
BLOG:soen.tokyo/blog/ootani/
special thanks:coco Room(Nail artist / Coco Nori)